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中華民国の憲政と独裁 1912—1949

中華民国の憲政と独裁 1912—1949

久保亨:編著, 嵯峨隆:編著
A5判 304ページ 上製
定価:4,800円+税
ISBN978-4-7664-1874-3 C3031
奥付の初版発行年月:2011年09月 / 発売日:2011年09月上旬

内容紹介

憲政を想い、独裁に惹かれた近現代の中国。揺れ動く中国政治の本質に、歴史家が迫る。

▼中華民国期の中国(1912-1949)において、憲政という理念の系譜とそれにかかわる政治的自由のありよう、また一方で同じく憲政の枠組みによって実現された一党独裁、という一見相反する政治的現象を関連づけながら考察し、現代中国への道程と課題を探る試み。
▼辛亥革命100年を契機に、中国における憲政と民主制を問い直す一冊。

著者プロフィール

久保亨(クボトオル)

信州大学人文学部教授。1953年生まれ。一橋大学大学院修士課程修了。主要著作:『戦間期中国〈自立への模索〉―関税通貨政策と経済発展』(東京大学出版会、1999年)、『1949年前後の中国』(編著、汲古書院、2006年)、『シリーズ中国近現代史④ 社会主義への挑戦―1945-1971』(岩波新書、2011年)、ほか。

嵯峨隆(サガタカシ)

静岡県立大学国際関係学部教授。1952 年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。主要著作:『近代中国アナキズムの研究』(研文出版、1994年)、『中国黒色革命論―師復とその思想』(社会評論社、2001年)、『戴季陶の対日観と中国革命』(東方書店、2003年)、ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 章 中華民国の憲政と独裁(久保亨・嵯峨隆)
第1章 中国第三勢力評価の問題――政治史と政治思想史との間(山田辰雄)
第2章 自由への礼賛と批判――陳独秀・胡適・毛沢東・孫文の相剋(横山宏章)
第3章 伝統文化と近代中国の政治思想(陳謙平)
第4章 民国憲政の二つの潮流(味岡徹)
第5章 憲政をめぐる公共空間と訓政体制――1944年重慶の政治過程(西村成雄)
第6章 抗戦前夜の中国社会論とリベラリズム――章乃器を素材として(水羽信男)
第7章 民国期教育におけるプラグマティズムと民主主義(高田幸男)
第8章 国民革命とアナキズム(嵯峨隆)
第9章 連邦論と1920年代の連省自治運動――呉佩孚の政治思想を中心に(姜良芹)
第10章 同時代日本の中華民国認識――矢野仁一の中国論を中心に(久保亨)
補 論 民国史論への道――その継承と発展のために(姫田光義)

【付録資料】
資料1 民国史研究会(山田辰雄)
資料2 今こそ民国史観を(山田辰雄)
資料3 日本の民国史研究と“民国史論の会”(久保亨)


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