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パウル・ツェランとユダヤの傷

パウル・ツェランとユダヤの傷

A5判 500ページ 上製
定価:6,800円+税
ISBN978-4-7664-1864-4 C3098
奥付の初版発行年月:2011年07月 / 発売日:2011年07月下旬

内容紹介

「傷」が無数の線となり、やがて子午線を結ぶ……
▼20世紀最大と言われるユダヤ系詩人パウル・ツェラン。
驚くほど豊穣で繊細な詩の世界を形づくっているのは、カフカ、フロイト、ベンヤミン、アドルノ、ブーバー、ショーレムといった数々のユダヤ人たちのテクストなのである。
▼詩人の言葉に織り込まれた膨大な引用を丁寧に読み解いていくことで、「ユダヤ精神」なるものを明らかにする。

著者プロフィール

関口裕昭 (セキクチヒロアキ)

明治大学情報コミュニケーション学部准教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

まえがき            

第1章 薔 薇――パウル・ツェランという傷  

第2章 アーモンド――ツェランとマンデリシュタームの対話 
 第1節 黒土に咲く薔薇の言葉
 第2節 子午線をめぐる燕たち
 第3節 時の中庭に  

第3章 アウシュヴィッツ――ベンヤミン、アドルノと対峙するツェラン 
 第1節 歪められた歴史の天使――ベンヤミンを読むツェラン
 第2節 アウシュヴィッツの後に詩は可能か――アドルノと対峙するツェラン

第4章 シェヒナー、あるいはユダヤの母なる存在 
 第1節 光をめぐる対話――ネリー・ザックスとツェラン
 第2節 星をめぐる対話――マルガレーテ・ズースマンとツェラン 

第5章 モーセ、あるいはユダヤの父なる存在――フロイトとカフカを読むツェラン 
 第1節 反復強迫と詩作――ツェランとフロイト 
 第2節 「お前の傷も、ローザよ」――ツェランとカフカ、あるいはとユダヤ的身体

第6章 カバラ――ツェランとゲルショム・ショーレム

第7章 エルサレム――「エルサレム詩篇」を読む

結語 子午線――円環を描く言葉の道筋


パウル・ツェラン略年譜

あとがき

初出一覧
参考文献
人名索引


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