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リスクの誘惑

リスクの誘惑

A5判 300ページ 並製
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-7664-1857-6 C0011
奥付の初版発行年月:2011年09月 / 発売日:2011年09月上旬

内容紹介

リスクと、どのように付き合うのか。
▼生死、ギャンブル、明日の天気、災害。リスク化した不確実な世界に、人びとはなぜ惹かれるのか。様々な分野の第一線で活躍する論者たちが集い、新たな視点から論じる。
▼慶應義塾大学文学部総合講座(オムニバス講義)をもとにした論考・エッセイ集。


目次

はしがき

I 「リスクの誘惑」案内
高度情報化社会の揺らぎとリスクの変質、自己の変質をめぐる人類学的考察 宮坂敬造
小松左京、リスクとその誘惑を語る――文学からSFへ、SF以後へ 聞き手:宮坂敬造・巽孝之

II 戦争、リスク、人間
カタストロフィリア 巽孝之
UNKNOWNの誘惑―情報を基本とした軍事における革命と非対称戦 江畑謙介
一/六〇秒の永遠 向山貴彦

III 賭博と人生
座談「リスクと どうつきあうか」
リスクの認識、ギャンブルの試行 山野浩一

IV リスクと行動、世界観
サイコロを振る神の下で 広田すみれ
犯罪者処遇とリスク 西瀬戸伸子
危険の誘惑 坂上貴之
東洋と西洋におけるリスクの概念 ウィリアム・O・ビーマン

V 時代とリスク――ヨーロッパの中世と近代の文学的検討から
グーテンベルク聖書を取り巻くリスク 高宮利行
触れるセクシャリティとリスクの誘惑――『ドラキュラ』とイギリス一九世紀末 武藤浩史

VI リスクと美の世界
アウトサイダー・アートの境域──インサイド・アウトとアウトサイド・インの芸術学 前田富士男

あとがき


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