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 変化と持続現代中国外交の六十年

慶應義塾大学東アジア研究所 現代中国研究シリーズ
現代中国外交の六十年 変化と持続

添谷芳秀:編著
A5判 324ページ 上製
定価:3,800円+税
ISBN978-4-7664-1825-5 C3331
奥付の初版発行年月:2011年04月 / 発売日:2011年04月上旬

内容紹介

▼中国外交を動かす要因は何か? 中国外交における変化のなかの連続性を探り、中国外交を規定してきた「歴史」要因の変容と多様な外交政策の展開から、中国外交の内なる論理を解き明かす試み。
▼ 台頭する中国は、日中関係を揺さぶり、既存の国際秩序の在り方を大きく変えつつある。本書は、中国外交を規定する「歴史」要因の変容と戦後日中関係の展開を考察するとともに、過去60年の中国外交が強い政治主導および国益中心主義に導かれてきたことを明らかにし、その延長線上に今日の高まる自己主張があることを示唆する。
中国外交の表層に囚われることなく、その内なる論理を理解するための一冊。
▼中国の政治的ガバナンスを各分野から取り上げた「現代中国研究シリーズ」の二巻目。

著者プロフィール

添谷芳秀(ソエヤヤスヒデ)

慶應義塾大学法学部教授、同大学東アジア研究所所長。
1955年生まれ。上智大学外国語学部卒、ミシガン大学Ph.D.。専門分野:東アジアの国際関係、日本外交史

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

総論                                     添谷芳秀 

第1部  「歴史」と戦後日中関係
第1章 中国における「戦争責任二分論」の系譜
—蒋介石・毛沢東・周恩来、日中戦争の語り方           家近亮子

第2章 中国の歴史教育と対外観(1949-2005)
—「教学大綱」と歴史教科書を中心に                 王 雪萍  

第3章 中国政治と歴史解釈
—「抗日戦争勝利60周年」における抗日戦争史観の転換     江藤名保子 
 
第4章 戦後初期日中関係における「断絶」期の再検討(1958-1962)
—「闘争支援」と「経済外交」の協奏をめぐって            大澤武司  

第5章 中国の対外開放路線と日本(1976-1982)
—対外開放論理の変容と日中関係の経済化             兪 敏浩  

第2部 中国外交の諸相
第6章 中国の対外政策におけるシンクタンクの実像
—国際関係研究所の創設と発展を中心に               杉浦康之

第7章 台湾問題をめぐる中ソ関係(1954-1962)
—「一つの中国」原則の形成におけるソ連要因            福田 円  
 
第8章 「核」にみる中印関係                       飯塚央子  

第9章 中国の対西欧諸国政策
    —1964年の中・西独政府間会談を中心に           山影 統

第10章 中国の地方経済の発展とグローバル経済
—中国自動車産業と地方政府の戦略的関係性           貴家勝宏

第11章 中国からみた米中戦略経済対話              佐野淳也
 
第12章 中国の国連PKO政策—積極参与政策に転換した要因の分析     松田康博
 


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