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 理論・技法・演習・ココロケースメソッド教授法入門

ケースメソッド教授法入門 理論・技法・演習・ココロ

高木晴夫:監修, 竹内伸一:著
A5判 256ページ 並製
定価:2,800円+税
ISBN978-4-7664-1787-6 C2034
奥付の初版発行年月:2010年10月 / 発売日:2010年10月下旬

内容紹介

ケースメソッドで教えたい人・学びたい人の必読書。
▼ケースメソッドとは、実際のケースを素材に学生同士のディスカッションを行う学習方法であり、本書では理論、技術、実践を豊富な事例とともに具体的に解説している。
▼慶應ビジネススクールでの実際の授業の組み立て方を模擬体験できる内容であり、授業でディスカッションを用いる大学・高校教員や企業内研修担当者はもちろんMBAを志す人も、必読の1冊。授業ライブDVD2枚付。

著者プロフィール

高木晴夫(タカギハルオ)

慶應義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネス・スクール)教授。
1973年慶應義塾大学工学部管理工学科卒業、75年同大学院工学研究科修士課程、78年同博士課程修了、84年ハーバード大学経営大学院(ビジネス・スクール)博士課程卒業、同大学より経営学博士号を授与される。1978年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助手、85年助教授を経て、94年より現職。
専門は組織行動学、組織とリーダーシップ。

竹内伸一(タケウチシンイチ)

慶應義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネス・スクール)特別研究講師、株式会社ケースメソッド教育研究所代表取締役。
1988年早稲田大学教育学部卒業後、マツダ(株)能力開発部、営業開発部、販売促進部などを経て、2004年慶應義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネス・スクール)修了(MBA)。2004年よりケースメソッド教育研究所代表、07年株式会社化とともに代表取締役就任。現在、慶應義塾大学大学院経営管理研究科特別研究講師、筑波大学研究センター客員研究員、(株)東レ経営研究所特別研究員を兼職。専門はケースメソッド教育、組織行動学。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第Ⅰ部 ケースメソッド教授法の理論
 第1章 ケースメソッドを理解する
  1 最初のハードルを越える
  2 ケースメソッド教育がなぜ必要性を増しているか
  3 ケースメソッド教育とは
  4 ケースメソッド教育の特徴と原則
  5 ケースメソッドによる教育効果
  6 ケースメソッド教育が重視しているコンセプト
  7 KBSが行うケースメソッド教育のカルチャー

 第2章 討議から学ぶことの価値を考える
  1 討議の主産物と副産物
  2 ディスカッション授業の「場」の特徴
  3 討議から学ぶことの価値
  4 討議から学ぶことの「わが国における」「今日的」価値
  5 基礎科目をケースメソッドで学ぶことの価値と難しさ
 リーディング① 議論を通して得た仲間
 ケース①    動くはずなのに動かない授業

 第3章 参加者を理解する
  1 HBSガービン教授の考える二つの“teaching”
  2 授業前に参加者を理解するための方法
  3 参加者を事前に理解することの役立ち
  4 ディスカッション授業の予防安全視点
  5 授業の場ではじめて現われる参加者の実像への理解と対応
 リーディング② ディスカッション授業参加者の期待と不安 —多様な胸のうちを理解する
 ケース②    クラス発言の裏事情

 第4章 学びの共同体を築く
  1 クラス参加者は「学びの共同体」をどのように感じているか
  2 「学びの共同体」を築くための考え方とその枠組み
  3 「学びの共同体」を築く方法
  4 「学びの共同体」はうまく築けないときもある
  5 「学びの共同体」をいかに丁寧に形成するか
 リーディング③ 共同体型学習観の一例としての「OSのバージョンアップを目指す学習」
 ケース③    あの人が話し出すと授業が止まる

 第5章 非指示的に教える
 リーディング④ 非指示的に教えるということ
 —学習者が自己と向き合い、新たな自己を獲得することを支援する教え方
  1 リーディングの要約と考察
  2 非指示的な教え方の作動メカニズム
  3 大人が学ぶということ
  4 自己モデルの更新量の設定
  5 なぜ非指示的に教えるのか
 リーディング⑤ ブレヒトの教育劇—観客に思考を求めた演劇作家の問題意識と作劇の技法
 ケース④    この授業は難しすぎます
 慶應型ケースメソッド

第Ⅱ部 ケースメソッド授業の準備と運営の技術
 第Ⅱ部を読む前に—実践工程と技術の全体像
 第6章 準備とそのための技術
  1 準備の心構え
  2 五要素の統合
  3 教育目的の吟味
  4 授業計画書の作成

 第7章 運営とそのための技術
  1 討議を始め、軌道に乗せる
  2 挙手と発言を適切に扱う
  3 講師に求められる言動と態度
  4 教育目的の達成に向けた努力
  5 討議授業における板書
  6 板書の計画
  7 板書の基本原則
  8 授業のラップアップ

 第8章 評価とそのための技術
  1 授業評価の考え方
  2 定量的評価
  3 定性的評価
  4 教育目的の進化
 第Ⅱ部の終わりに—administratorが座るコックピット

第Ⅲ部 ディスカッションリードの実践演習
 ディスカッションリードの実践
 第9章 ケース「動くはずなのに動かない授業」を用いた演習
  1 ケース教材情報
  2 演習事例① 二〇〇七年度 大谷雄二さん(仮名)の授業計画とその実践
  3 演習事例② 二〇〇九年度 桂木真由さん(仮名)の授業計画とその実践

 第10章 ケース「クラス発言の裏事情」を用いた演習
  1 ケース教材情報
  2 演習事例① 二〇〇七年度 井上香織さん(仮名)の授業計画とその実践
  3 演習事例② 二〇〇七年度 武藤慎司さん(仮名)の授業計画とその実践
 第Ⅲ部の終わりに—ディスカッションリードを実践すると見えてくるもの


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