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貝殻追放

貝殻追放

四六判 函入り
定価:20,000円+税
ISBN978-4-7664-1779-1 C0095
奥付の初版発行年月:2010年09月 / 発売日:2010年09月下旬

内容紹介

「三田文学」創刊100年記念出版。
▼明治43年、永井荷風を主幹とし、森鴎外、上田敏を顧問にして「三田文学」が創刊されてまもなくデビューした水上瀧太郎。私淑する泉鏡花の作品からペンネームをとり、実業と文筆と「三田文学」の編集に尽力した水上瀧太郎。水上瀧太郎の文筆の最高傑作といわれる随筆集『貝殻追放』の全編を収録する。
▼『貝殻追放』は、大正五(1916)年の帰朝後(29歳)から昭和15(1940)年の絶筆にいたるまで「貝殻追放」として発表され、総数は204編にのぼる。
▼初版単行本『貝殻追放』の1から5までと『親馬鹿の記』を底本とし、単行本未収録作品53編を併せて収録。3巻(1巻・592頁、2巻・720頁、3巻・512頁)函入りの愛蔵版。

著者プロフィール

水上瀧太郎(ミナカミタキタタロウ)

1887生まれ-1940年没。明治20年、明治生命保険株式会社創設者の4男として東京に生れる。本名:阿部章蔵。慶應義塾大学理財科卒業後、父の命でハーヴァード大学留学。帰朝後、明治生命保険株式会社入社。その後、実業家と文学者・三田文学編集者の草鞋を履き続ける。『大阪』『大阪の宿』などが代表作。

上記内容は本書刊行時のものです。

水上瀧太郎(みなかみ たきたろう) 1887生まれ-1940年没

明治20年、明治生命保険株式会社創設者の4男として東京に生れる。本名:阿部章蔵。慶應義塾大学理財科卒業後、父の命でハーヴァード大学留学。帰朝後、明治生命保険株式会社入社。その後、実業家と文学者・三田文学編集者の草鞋を履き続ける。『大阪』『大阪の宿』などが代表作。

目次

■貝殻追放 1 

  (第一貝殻追放)
はしがき
新聞記者を憎むの記
『八千代集』を読む
愚者の鼻息
『その春の頃』の序
購書美談
向不見の強味
先生の忠告
「末枯」の作者
兵隊ごっこ
女人崇拝
永井荷風先生の印象
「文明一周年の辞」を読みて
「幻の絵馬」の作者
泉鏡花先生と里見弴さん
初夢
此頃のこと
妾の子

  (第二貝殻追放)
札の辻――桜田門
余が愛読の紀行文
秋声花袋両氏祝賀会に際し余の感想
戯曲に対する圧迫と国民性
「雪」を見る前後の感想
日曜の癇癪
「新樹」雑感
新劇運動の回顧及び希望
麵麭と扇
「御柱」雑感
「第一の世界」雑感
鎌田栄吉先生
赤坂の家
先駆者
素人芝居
世界的
撒水車

  (第三貝殻追放)
大人の眼と子供の眼
『含羞』の作者
所感
友人久保田万太郎氏
都新聞讃美論
画家仙波均平氏
帝国劇場の質問に答う
友はえらぶ可し
紙屑
はじめて泉鏡花先生に見ゆるの記
永井荷風先生招待会
或日の小山内先生
築地小劇場に就て
青山の家
我家の犬
倫敦時代の郡虎彦君
  (単行本未収録作品)
『心づくし』の序
『海上日記』の序
本年発表せる創作に就いて
予が本年発表せる創作に就いて
『明窓集』の序

解題

■貝殻追放 2 目次

  (第四貝殻追放)
人真似
廉売
久米秀治氏
「鏡花全集」の記
いましめ
噂の迷惑
取消
小説家小島政二郎氏
「三田文学」の復活
島崎藤村先生のこと
「古渓随筆」読後感
紅蓮洞
「愛欲」を見て
「デリケート時代」を読みて
山を想う
藤原誠一氏紹介
小島政二郎氏の第二小説集
新聞嫌
「ブルドッグ」の序
芥川龍之介氏の死
手帖の落書
押の一手
感謝
対話
「多情仏心」を評す
応援歌
「緑の騎士」とその作者
原稿紙
芝居の「すみだ川」
「嫉妬」寸評
「嫉妬」私見

  (第五貝殻追放)
原稿拝見
三宅周太郎氏の世界
信仰の作者
白水郎句集
築地小劇場をたたう
「たのむ」と「大寺学校」
鏡花世界瞥見
小山内先生終焉の夜
小山内先生のことども
通勤のみち
「春泥」雑感
小山内家後事
島崎藤村先生の足跡
早慶野球決勝の日
小山内先生の戯曲
「一つの時代」と「南京六月祭」
倉島竹二郎氏の人と作品
今年の夏・鯉・金魚
素人の小説
休暇・典型的勤人・人造人間
天覧野球試合陪観之記
帝劇嗟嘆
我が飲屋
大江賢次氏の印象
父の「米国紀行」
卒業式
帝都復興祭余興
「ベースボール」創刊号埋草
我家のドウガル
浮名儲
澤木四方吉氏素描
ファンのいろいろ
年末年始
文壇游泳術
就職難

解題

■貝殻追放 3

  (親馬鹿の記)
宇野四郎氏を憶う
その後のドウガル
「吉野葛」を読みて感あり
『安城家の兄弟』を読む
元録屋敷
喰えない文学
父となる記
続父となる記
酒七題
ことばの乱脈
『福澤諭吉伝』の刊行に就て
はせ川雑記
『西洋美術史研究』の序
「発端地」の作者
同人雑誌の弁
三宅悠紀子さんの戯曲
夜汽車、宿屋、その他の落書
初老会前記
『師・友・書籍』の序
春窓院梅誉妙音大姉
年輪の差
親馬鹿の記
『二筋道』散策
続親馬鹿の記
根気くらべ
「三田文学」編輯委員隠居の辞
なかじま屋の酒
弔辞
鎌田栄吉先生を憶う

  (単行本未収録作品)
無題一
無題二
無題三
三田新聞記者の態度を難ず
加宮和香子の追憶
いいわけ
一文学生に答う
もう一度「三田文学」について
「雪女郎」立見の記
借家運
『註文帳画譜』ちらし
輝く編輯者
から贔屓
相撲雑記
「通夜物語」事件
切腹
人気もの
修文院釈楽邦信士
芸術家の反吐
鈴木三重吉氏の酒の上
街歌
ちゃんぽん生活
老父歎
『郡虎彦全集』に就て
極楽浄土
土産の石
空襲
涙いろいろ
流行唄
留守番
取越苦労
旅籠苦労
草を踏む
朝鮮晴
老人激昂
売女の友
指定席の批評家
わせだのわるもの
清順院貞室恵京大姉一周忌
七生報国
大道狭し
空気の味
相撲客道
『人生案内』まえがき
前相撲見物記
曾禰先生追憶
嫁入支度
素人談義
独逸皇帝万歳
もののふのみち
覚書
指導者氾濫

解題
略年譜
収録作品総目次


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