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ベンジャミン・フランクリン、アメリカ人になる

ベンジャミン・フランクリン、アメリカ人になる The Americanization of Benjamin Franklin

A5判 392ページ 上製
定価:3,600円+税
ISBN978-4-7664-1772-2
奥付の初版発行年月:2010年09月 / 発売日:2010年09月上旬

内容紹介

アメリカ建国の父祖、フランクリン評伝。
▼アメリカ建国の父ベンジャミン・フランクリン。その波乱に富んだ人生をピューリツァー賞授賞の歴史学者ゴードン・S・ウッドが鮮やかに描き出す。

アメリカ建国の父ベンジャミン・フランクリン。波瀾万丈の人生をピューリツァー賞受賞の歴史学者ゴードン・S・ウッドが鮮やかに描く
▼18世紀、なぜ彼は実業から手を引いて紳士になったのか、またなぜあの時期を選んで『フランクリン自伝』を書き始めたのか…。18世紀のイギリス帝国の中で典型的なジェントルマンに上りつめようと奮闘し、最終的にイギリス本国に拒絶された人物としての新しいフランクリン像を描き出す。
▼実利主義的なアメリカ人の典型としての従来のフランクリン像を否定した、米国で話題の評伝The Americanization of Benjamin Franklin, Penguin Press, 2004の邦訳。


【著者】ゴードン・S・ウッド(Gordon S. Wood)

1933年マサチューセッツ州コンコード生まれ。1955年タフツ大学を優等で卒業後、空軍将校として一時日本に駐留。帰国後、ハーヴァード大学大学院に進学し、バーナード・ベイリンのもとで歴史学の博士号を取得。ハーヴァード大学、ウィリアム・アンド・メアリー大学等で教鞭を執った後、1969年以降、ブラウン大学歴史学部アルバ・O・ウェイ講座教授。2008年に教授職を引退し、現在はブラウン大学名誉教授。1969年に刊行したThe Creation of the American Republic, 1776-1787(The University of North Carolina Press)でバンクロフト賞を受賞。1992年にはThe Radicalism of the American Revolution(Vintage)を刊行し、翌年ピューリツァー賞(歴史書部門)を受賞。その他の主要著作として、The Americanization of Benjamin Franklin(本書)、Revolutionary Characters: What Made the Founders Different(Penguin, 2006), The Purpose of the Past: Reflections on the Use of History (Penguin, 2008) などがある。現代アメリカを代表する歴史家の一人。



【訳者】

池田年穂(いけだ としほ)

1950年生まれ。慶應義塾大学教授。移民論、移民文学。



金井光太朗(かない こうたろう)

1953年生まれ。東京外国語大学大学院教授。アメリカ政治史。



肥後本芳男(ひごもと よしお)

1959年生まれ。同志社大学教授。アメリカ社会文化史。

目次

 日本語版への序
 序
 謝辞


序 章
 庶民的な建国の父
 フランクリンの仮面を剥ぐ
 一八世紀に生きた歴史上のフランクリン
 多くの仮面をかぶった男

第1章 フランクリン、紳士になる
 ボストンでの幼少期
 フィラデルフィアに出奔する
 後ろ盾を得る
 一七二四年から一七二六年にかけてのロンドン滞在
 フィラデルフィアに戻る
 結婚する
 紳士と庶民
 中間層
 フリーメイソン
 公民としての活動
 フランクリン、中間層的地位に悩む
 「コウモリ紳士」
 フランクリンの富
 ついに紳士になる

第2章 フランクリン、イギリス帝国主義者となる
 フランクリンの電気実験
 公職に就くことの重要性
 フランクリンの新世界へのビジョン
 オルバニー連合案
 ペンシルヴェニアの政治
 本国へ派遣される
 富への道
 ロンドン
 デボラ
 王党派フランクリン
 フランクリン、アメリカに一時帰国する
 「余生はロンドンっ子」として

第3章 フランクリン、愛国派となる
 印紙税法
 印紙税法危機に対するフランクリンの対応
 イングランド人の尊大ぶり
 議会でのアメリカ代表制
 庶民院でのフランクリン審問証言
 フランクリンの新しい帝国観念
 アメリカではイギリス人らしすぎて、イギリスではアメリカ人らしすぎる
 英米双方の陰謀
 外部課税としてのタウンゼンド関税諸税
 フランクリンとフィラデルフィアに残された家族
 政府のお役に
 ヒルズバラ卿との対立関係
 『自伝』
 ハチンソン書簡事件
 枢密院議場でのさらし者
 帝国救済最後の努力

第4章 フランクリン、外交官となる
 猜疑
 個人感情に関わる問題
 情熱的な革命家
 イギリスの和平提案を拒絶
 駐フランス使節団
 アメリカ人の象徴
 使節の諸問題
 足を引っ張る同僚使節
 フランスとの同盟
 厄介な狂信者、ジョン・アダムズ
 フランクリンの外交的功績

第5章 フランクリン、アメリカ人になる
 『自伝』ふたたび
 道徳的完成に至る計画
 祖国アメリカの異邦人
 フィラデルフィアへの帰還
 合衆国憲法制定会議
 連邦議会とフランクリンの闘争
 フランクリンと奴隷制
 フランクリンの死
 フランクリンの死に対する反応
 労働の賛美
 セルフメイドのビジネスマンになる
 アメリカ国民性の神話


 訳者解説
 訳者あとがき
 参考文献
 註
 人名索引
 事項索引


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