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ナショナル・アイデンティティの国際比較

ナショナル・アイデンティティの国際比較

A5判 288ページ 上製
定価:5,000円+税
ISBN978-4-7664-1712-8 C3036
奥付の初版発行年月:2010年01月

内容紹介

「ナショナル・アイデンティティ」とは何か?
▼国際比較サーベイ調査のデータ分析を通じ、曖昧に語られがちなナショナル・アイデンティティという概念を明確にする意欲作!
▼「ナショナル・アイデンティティ」が各国の人々の意識においてどのように構成されているのか? 理論的・歴史的観点等を踏まえながら、量的調査データの統計分析を用いて詳細に論じる。




田辺俊介(たなべ しゅんすけ)
東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター准教授。
1976年生まれ。東京都立大学社会科学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専攻は、社会意識(特にナショナリズムや政治意識)・計量社会学・社会調査方法論。
主要業績に、“An Exploratory Analysis of National Prestige Scores,” Social Science Japan Journal 12(2)(2009年)、「「日本人」の外国好感度とその構造の実証的検討─亜細亜主義・東西冷戦・グローバリゼーション」『社会学評論』234号(2008年)、「「日本人」であるとはいかなることか?—ISSP2003調査に見る日本のナショナル・アイデンティティの現在」南田勝也・辻泉編『文化社会学の視座』(ミネルヴァ書房、2008年)、「「近い国・遠い国」—多次元尺度構成法による世界認知構造の研究」『理論と方法』36号(2004年)他。

目次

まえがき

第1章 国民国家とナショナル・アイデンティティ
 1. 「国民国家」という前提
 2. 国民国家の変容
 3. 「今」・「ここ」・「普通」のナショナル・アイデンティティ

第2章 ナショナル・アイデンティティ研究の展開と概括
 1. ナショナル・アイデンティティという概念——その定義の 「鵺」のごとき多様性
 2. ナショナル・アイデンティティの影響要因について

第3章 分析視角の提示——いかにして概念的「鵺」をとらえるか?
 1. ナショナル・アイデンティティの定義とその下位概念
 2. ナショナル・アイデンティティへの影響要因

第4章 国際比較の技法
 1. 国際比較分析の方法
 2. 分析対象国・対象者の選定方法
 3. 使用データ・セットと各国データの概観

第5章 日本——単一民族神話の生きる国
 1. 日本のナショナル・アイデンティティの背景
 2. 計量から見るナショナル・アイデンティティ

第6章 ドイツ——未完の「国民=民族」国家
 1. ドイツのナショナル・アイデンティティの背景
 2. 計量から見るドイツのナショナル・アイデンティティ

第7章 アメリカ——アメリカニズムとグローバリズムの相克
 1. アメリカのナショナル・アイデンティティの背景
 2. 計量から見るアメリカのナショナル・アイデンティティ

第8章 オーストラリア—白—豪主義から多文化主義の実験国へ
 1. オーストラリアのナショナル・アイデンティティの背景
 2. 計量から見るオーストラリアのナショナル・アイデンティティ

第9章 ナショナル・アイデンティティの概念構造の国際比較
 1. 分布の比較
 2. 下位概念ごとの比較
 3. 概念構造の比較
 4. ナショナル・アイデンティティの類型の比較

第10章 ナショナル・アイデンティティの普遍性と特殊性
 1. ナショナル・アイデンティティの共通点
 2. ナショナル・アイデンティティの相違点
 3. 普遍性と特殊性から見るナショナル・アイデンティティ

第11章 From 1995 to 2003 ——ナショナル・アイデンティティの構造的恒常性
 1. ナショナル・アイデンティティの可変性と恒常性——1995と2003データの比較から
 2. 日本データの1995年・2003年比較
 3. 21世紀の「ナショナル・アイデンティティ」と社会科学的研究

あとがき

使用データファイル・参考文献リスト
事項・人名索引


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