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構造問題と規制緩和

バブル/デフレ期の日本経済と経済政策7
構造問題と規制緩和

A5判 432ページ 上製
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-7664-1680-0 C3333
奥付の初版発行年月:2010年02月

内容紹介

内閣府による日本経済分析シリーズの第6回配本。
◎バブルの発生から崩壊、その後のデフレとその克服への対応。1980年代からの四半世紀日本経済の経済動向と経済政策を、様々な視点から点検・評価する。わが国を代表する研究者、官民エコノミストの総力を結集し貴重な反省・教訓を後世に伝える画期的研究シリーズ全7巻。
▼第7巻では、構造問題とその改革・規制緩和を具体的事例を含めて考察する。


【監修者】内閣府経済社会総合研究所
経済企画庁経済研究所を拡充して2001年1月に設立された内閣府の機関であり、内閣府のシンクタンクとして、理論と政策の橋渡しをしている。内閣府の他の部局と連携し、経済政策・社会政策についての理論的および実証的研究を行うとともに、政策研究を行う人材の育成・研修に取り組んでいる。また、GDP統計に代表される種々の経済統計を作成・公表している。

【編者】
寺西重郎(てらにし じゅうろう)
日本大学商学部教授、一橋大学名誉教授
一橋大学経済学部卒業、一橋大学経済研究所教授などを経て現職。
主要著作・論文 『日本の経済システム』(岩波書店、2003年)、「戦前日本の金融システムは銀行中心的であったか」『金融研究』(第25巻第1号、pp.13-40、2006年)など。

【執筆者】
古城佳子(こじょう よしこ) 東京大学大学院総合文化研究科教授
恒川惠市(つねかわ けいいち) 独立行政法人国際協力機構研究所所長、政策研究大学院大学客員教授
村松岐夫(むらまつ みちお) 学習院大学法学部教授、京都大学名誉教授
北村亘(きたむら わたる) 大阪大学大学院法学研究科准教授
安井健悟(やすい けんご) 立命館大学経済学部准教授
岡崎哲二(おかざき てつじ) 東京大学大学院経済学研究科教授
秋吉史夫(あきよし ふみお) 大阪経済大学経済学部講師
柳川範之(やながわ のりゆき) 東京大学大学院経済学研究科准教授
江藤勝(えとう まさる) 東京経済大学経済学部教授
上杉秋則(うえすぎ あきのり) 一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員教授
秋吉貴雄(あきよし たかお) 熊本大学大学院社会文化科学研究科准教授 

目次

読者へ    香西泰

序 構造問題と規制緩和    寺西重郎

1 戦後日本における市場秩序の受容と否定
  ——構造改革・規制緩和路線の経済思想史的背景    寺西重郎

2 国際政治と日本の規制緩和、構造改革——国際政治の変化と外圧    古城佳子

3 規制緩和の政治過程——何が変わったのか    恒川惠一

4 財政赤字の政治学——政治的不安定性、経済バブル、歳出赤字    村松岐夫・北村亘

5 労働市場・雇用システム改革    安井健悟・岡崎哲二

6 コーポレート・ガバナンスに関する法制度改革の進展    秋吉史夫・柳川範之

7 構造改革における規制改革・民営化    江藤勝

8 規制改革と競争政策    上杉秋則

9 航空規制改革と日本型政策決定システム    秋吉貴雄


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