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12・13世紀 1066年~1280年頃

オックスフォード ブリテン諸島の歴史 第4巻
12・13世紀 1066年~1280年頃

A5判 360ページ 上製
定価:5,800円+税
ISBN978-4-7664-1644-2 C3322
奥付の初版発行年月:2012年10月 / 発売日:2012年10月中旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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在庫あり

内容紹介

1066~1280年頃の島嶼の全体像をつかむ!
イギリス史の決定版シリーズ第6弾!

▼イングランドのノルマン征服から、1282年エドワード1世のウェールズ侵攻前夜までのブリテン諸島の歴史を、この時代に起こった重要な出来事――政治的社会的構造の変化、支配階層の登場、教会の改革、貨幣経済の成長――を中心に詳述する。
▼中世の市民生活における自然環境の影響やコミュニケーションについて、ブリテン諸島諸地域での事例を比較し、地域ごとの対称性、あるいは類似性を浮き彫りにする。
▼巻末付録に、地図、用語解説、年表、索引を掲載。

著者プロフィール

ポール・ラングフォード(Paul Langford)

オックスフォード大学リンカーン・カレッジ校長。

バーバラ・ハーヴェー(Barbara Harvey)

元オックスフォード大学中世史学准教授(リーダー)、同大学サマヴィル・カレッジ名誉フェロー。著書 Living and Dying in England 1100-1540:
The Monastic Experience
(1993)にて1993年にウルフソン文芸賞(歴史部門)を受賞。

鶴島 博和(ツルシマ ヒロカズ)

FSA,FRHistS 熊本大学教授。
主要業績 ‘The Eleventh Century in England through Fish-Eyes:
Salmon,Herring,Oyster,and 1066’, Anglo-Norman Studies 29,2007,
pp.193-213;H.Tsurushima (ed.), Nations in Medieval Britain,
Shaun Tyas,Donington,2010.

ロビン・フレイム(Robin Frame)

ダラム大学歴史学名誉教授。
著書に、 Colonial Ireland,1169-1369 (1981), English Lordship in Ireland,1318-1361 (1982), The Political Development of the British Isles,1100-1400 (1900), Ireland and Britain,1170-1450 (1998)がある。

デイヴィッド・ベイツ(David Bates)

元グラスゴー大学エドワーズ記念中世史学講座教授、元ロンドン大学歴史学研究所所長。
10世紀から13世紀初期のノルマンディー、北フランス、ブリテンの歴史について幅広く執筆。著書には、 Normandy bofore 1066 (1982)の他、1066年から87年までのウイリアム征服王の証書を編集・刊行した Regesta Regum Anglo-Normannorum:The Acta of William Ⅰ(1998)がある。

リチャード・ブリットネル(Richard Britnell)

ダラム大学歴史学教授。専門は社会経済史。
著書に、 Commercialisation of English Society,1000-1500 (1993), Britain and Ireland,1050-1530:Economy and Society (2004)がある。

ブライアン・ゴールディング(Brian Golding)

元サウサンプトン大学中世史学准教授(リーダー)
著書に、 Conquest and Colonisation:The Normans in Britain,1066-
1100
(1994), Gilbert of Sempringham and the Gilbertine Order,
c.1130-c.1300
(1995)がある。

ヘンリエッタ・ライザー(Henrietta Leyser)

オックスフォード ・セント・ピーターズ・カレッジ名誉フェロー。
著書に、 Hermits and the New Monasticism: A Study of Religious Communities in Western Europe,1000-1150 (1984), Medievel Women:A Social History of Women in England ,450-1500 (1995)がある。

ヘンリー・サマーソン(Henry Summerson)

13世紀中期イングランドの法の執行・強制に関する論文によりケンブリッジ大学で博士号を取得。その分野においていくつかの論文を発表し、さらに関連史料 Crown Pleas of the Devon Eyre of 1238 (1985)を編集・刊行をする。中世以降のイングランド北西部に関しても広く研究し、1993年に中世カーライルの歴史2巻を刊行する。その後『オックスフォード国民伝記事典( Oxford Dictionary of National Biography )』の研究編集者を努める。

吉武 憲司(ヨシタケ ケンジ)

慶應義塾大学文学部教授。
主要業績 「12世紀前期イングランドにおける財務府の形成とその意味」、渡辺節夫編『ヨーロッパ中世の権力編成と展開』(東京大学出版会、2003年)、「Domina AnglorumとDominus Angle――12世紀イングランド王位継承に関する一考察」、國方敬司・直江眞一編『史料が語る中世ヨーロッパ』(刀水書房、2004年)エドマンド・キング『中世のイギリス』(監訳、慶應義塾大学出版会、2006年)。

中村 敦子(ナカムラ アツコ)

豊田工業高等専門学校准教授。
主要業績 「バルト修道院年代記にみられる証書の利用」『史林』86巻3号(2003年)、「海峡を越えて――あるアングロ・ノルマン貴族の軌跡」、前川和也編著『空間と移動の社会史』(ミネルヴァ書房、2009年)、「ノルマン征服とアングロ・ノルマン王国 1066~1154年」、朝治啓三・渡辺節夫・加藤玄編著『中世英仏関係史1066-1500――ノルマン征服から百年戦争終結まで』(創元社、2012年)

高森 彰弘(タカモリ アキヒロ)

グラスゴー大学歴史学科博士課程修了。
主要業績  ‘Regnal consolidation and regional networks:charters and religious benefactions in the diocese of Glasgow, circa 1120 to 1270’(Ph.D.thesis,University of Glasgow,2008).

田中 美穂(タナカ ミホ)

大分工業高等専門学校准教授。
主要業績 ‘‘‘Nation” consciousness in Medieval Ireland’, Journal of International Economic Studies (Institute of Comparative Economic Studies,Hosei University),no.24(2010);「第5章 イギリスの宗教と生活」、下楠昌哉(責任編集)『イギリス文化入門』(三修社、2010年)、‘Ruaidrí Ua Conchobair:the last high king of Ireland’, Haskins Society Journal Japan, vol.4(2011).

有光 秀行(アリミツ ヒデユキ)

東北大学大学院文学研究科准教授
主要業績 「島のソシアビリテ」、阪本浩・鶴島博和・小野善彦編『ソシアビリテの歴史的諸相』
(南窓社、2008年)、‘Liebermann Library in Tokyo’,in Stefan Jurasinski,Lisi Oliver and Andrew Rabin(eds.), English Law before Magna Carta:Felix liebermann and Die Gesetze der Angelsachsen (Leiden,2010);‘Memories and communications in the medieval Irish Sea world’, East-Asian Journal of British History, vol.1(2011).

西岡 健司(ニシオカ ケンジ)

大手前大学総合文化学部講師。
主要業績 ‘Scots and Galwegians in the “peoples address” of Scottish royal charters’, Scottish Historical Review, vol.87(2008);‘St Kentigern and the Isle of Britain:Scotland and Britain viewed from
Glasgow in the twelfth century’, Haskins Society Journal Japan,
vol.4(2011);「スコットランドと英仏」、朝治啓三・渡辺節夫・加藤玄
編著『中世英仏関係史1066-1500――ノルマン征服から百年戦争終結まで』(創元社、2012年)。

上記内容は本書刊行時のものです。

【原著監修】

ポール・ラングフォード(Paul Langford)


【編者・監修者】

バーバラ・ハーヴェー(Barbara Harvey)[序論・結論]


【著者一覧】

ロビン・フレイム(Robin Frame)[第一章]


デイヴィッド・ベイツ(David Bates)[第二章]


リチャード・ブリットネル(Richard Britnell)[第三章]


ブライアン・ゴールディング(Brian Golding)[第四章]


ヘンリエッタ・ライザー(Henrietta Leyser)[第五章]


ヘンリー・サマーソン(Henry Summerson)[第六章]


【日本語版監修】

鶴島 博和(つるしま ひろかず)


【監訳者】

吉武 憲司(よしたけ けんじ)[序論、第一章、結論]


【訳者一覧】

中村 敦子(なかむら あつこ)[第二章]


高森 彰弘(たかもり あきひろ)[第三章]


田中 美穂(たなか みほ)[第四章]


有光 秀行(ありみつ ひでゆき)[第五章]


西岡 健司(にしおか けんじ)[第六章]

目次

日本語版に寄せて(ポール・ラングフォード)
監修者序文(ポール・ラングフォード)
日本語版監修者序文(鶴島博和)
謝辞
凡例
図版一覧
地図一覧

序 論 バーバラ・ハーヴェー
対象とする時代/ブリテン諸島の住民/自然環境/地勢、土壌、
そして土地の利用/森林地と荒蕪地/商交易/コミュニケーション

第一章 征服と植民定住  ロビン・フレイム   
征服に参加した人びととその原動力/植民定住と諸制度/
土地固有のエリート層の命運

第二章 1160年頃までの王権、統治、そして政治生活  デイヴィッド・ベイツ
王権/統治/政治

第三章 社会の結びつきと経済の変容  リチャード・ブリットネル
領主支配権 1100年/領主支配権 1100~1280年/共同体 1100年/
共同体 1100~1280年/親族関係 1100年/親族関係 1100~1280年

第四章 教会とキリスト教的生活  ブライアン・ゴールディング
司教区/教区、教区教会、礼拝堂/巡礼、特別礼拝施設、聖なる泉/
異端/教区在住聖職者――説教と教化/古い修道制と新しい修道制、
隠者と隠修女/托鉢修道会/貧者の救済と施療院/司教/教皇と、
くに・地域の教会

第五章 文化のつながり  ヘンリエッタ・ライザー
テキストと言語――古いものと新しいもの/新たなものの見方/
ジェフリー・オブ・モンマスとアーサー王物語/
新しい司教座教会と、新しい折衷主義/
書き言葉としての英語の新たな読者とアーサー王伝説の新たな利用/
新たな学校と大学

第六章 王権、統治、そして政治生活 1160~1280年  ヘンリー・サマーソン
ブリテンとアイルランドの支配――その仕組みと思惑/
ヘンリー二世、その同盟者と敵、1160~1175年/
アンジュー朝の絶頂期と危機、1175~1216年/
イングランドとスコットランドの若き王たち、1216~1234年/
王権の対照性、1234~1258年/イングランドの苦悩、
ウエールズの好機、1258~1272年/
13世紀末における王権と政治的手腕――エドワード1世の優位、
1272~1284年

結 論  バーバラ・ハーヴェー
イングランドの上級支配権/人口の変動/政治構造/教会の構造と
キリスト教的生活/社会変化と貴顕層の適応

訳注
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