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第2版歴史学と社会理論

第2版歴史学と社会理論

A5判 442ページ 上製
定価:5,800円+税
ISBN978-4-7664-1634-3 C3020
奥付の初版発行年月:2009年06月

内容紹介

「現代歴史学の海図」待望の第2版の翻訳、刊行!
▼歴史学の研究にとって社会理論が有効であることに明快に説いた『歴史学と社会理論』(原著初版(1991))から13年、その間に起こった変化を解説すべく大幅に加筆した第2版(2005)の翻訳。特に「ポストモダニズム」などの現代思想の歴史学への影響については新章(第6章)を設けて解説。
▼初心者にもわかりやすいよう、400近くもの訳注を掲載し、人名・事項を解説。また、本書を軸として勉強・研究を進められるよう、参考文献に邦訳版書誌データを併記。


【著者】
ピーター・バーク(Peter Burke)
ケンブリッジ大学名誉教授。
1937年生まれ。ケンブリッジ大学文化史講座の名誉教授、イマニュエルカレッジの名誉校友(フェロー)。オックスフォード大学を卒業後、同大学聖アントニーカレッジで研究、博士論文執筆中にサセックス大学に招聘される。同大学で16年間の教員勤務の後、ケンブリッジ大学に移り、文化史講座教授を長く担任。
New Cultural History を提唱し、「文化史」概念を刷新。ヨーロッパ史家、文化史家として世界的に著名な歴史家。
著書に、The Fabrication of Louis XIV(1994)[邦訳『ルイ14世——作られた太陽王』名古屋大学出版会];Culture and Society in Renaissance Italy (1999)[邦訳『イタリア・ルネサンスの文化と社会』岩波書店];A Social History of Knoeledge: From gutenberg to Diderot (2000)[邦訳『知識の社会史——知と情報はいかにして商品化したか』新曜社];What is Cultural History? (2004)[邦訳『文化史とは何か』法政大学出版局]など多数。

【訳者】
佐藤公彦(さとう きみひこ)
1949年生まれ。東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。中国近代史・東アジア国際関係史専攻。
著書に、『義和団の起源とその運動——中国民衆ナショナリズムの誕生』研文出版、1999年;『「氷点」事件と歴史教科書論争——日本人学者が読み解く中国の歴史論争』日本僑報社、2007年;『上海版歴史教科書の「扼殺」——中国イデオロギー的言論統制・抑圧』日本僑報社、2008年;『宗教の比較文明学』[共著]春秋社、1992年;『黒旗軍——十九世紀中国の農民戦争』[訳書]研文出版、1987年など。

目次

 序文
 第二版への序文

第一章 理論家と歴史家
 耳の悪い者同士の対話
 歴史学と社会学の分化
 過去の無視
 社会史の興起
 理論と歴史の収斂

第二章 モデルと方法
 比較
 モデルと類型
 数量的方法
 社会的顕微鏡

第三章 中心的な諸概念
 役割とパフオーマンス
 性とジェンダー
 家族と親族
 コミュニティとアイデンティティ
 階級と身分
 社会的移動性Social Mobilityと社会的区別Social Distinction
 消費と交換
 文化的・社会的資本
 パトロン・クライアント・腐敗
 権力と政治文化
 市民社会と公共領域
 中心と周縁
 ヘゲモニーとレジスタンス
 社会的抵抗と社会運動
 記憶、イデオロギー、ディスコース
 コミュニケーションと受容
 ポストコロニアリズムと文化的雑種性Cultural Hybridity
 口承Oralityと書字Textuality
 神話と記憶

第四章 中心的な諸問題
 合理性か相対主義か
  文化の概念
 一致か対立か Consensus versus Conflict
 事実かフィクションか
 構造か行為者か
  機能主義
  ヴェネツィアの例
  構造主義
  行為者の復帰

第五章 社会理論と社会変化
 スペンサーのモデル
 マルクスのモデル
 第三の途は?
  総合の試み
  人口の諸パターン
  文化のパターン
  遭遇
  事件の重要性
  世代

第六章 ポストモダニティとポストモダニズム
 非固定化 Destabilization
  文化的構築 Cultural Constructions
 脱中心化 Decentring
  ヨーロッパ中心主義を超えて
  グローバリゼーション
 結論として

訳註
訳者あとがき
第二版訳者あとがき
参考文献
索引


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