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英語学エッセイ英語と文化

英語と文化 英語学エッセイ

B7 196ページ 並製
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-7664-1383-0 C3080
奥付の初版発行年月:2007年06月 / 発売日:2007年06月上旬

内容紹介

現代英語学への招待。
▼言語の起源、言語の発達、語彙の創造や、言語の構造をわかりやすく解説した現代英語テキスト。社会言語学と人類言語学の見地から、豊富な事例を紹介し、初めて学ぶ人にも分かりやすい。


唐須教光(とうす のりみつ)
1942年生まれ。慶應義塾大学、東京大学、Brown大学、Yale大学にて、哲学、言語学、文化人類学を学ぶ(Yale, Ph. D.)。現在、慶應義塾大学文学部教授。
専攻:英語学、社会言語学、意味論
主要事業:『文化記号論』(共著)(講談社学術文庫)、『ことばの民族誌』(訳)(紀伊國屋書店)、『文化の言語学』(勁草書房)、『なぜ子どもに英語なのか』(NHKブックス)、『バイリンガルの子どもたち』(丸善ライブラリー)など。

目次

第1章 言語の発達と意味
 われわれ人間はどこにいるか?
 ヒトの言語と動物の「言語」
 ミッシングリンクを求めて
 9ヵ月の革命
 ギャバガイと文化
 なぜヒトは複雑な言語を持つのか

第2章 語彙の創造性
 語構成
 語形成
 複合語の意味
 派生語の意味
 語彙化の意味
 語彙的アスペクトの問題
 英語の辞書とその説明
 語の意味関係と語彙の構造
 包摂関係の持つ意味
 反義関係の持つ意味

第3章 文の生成と構造的意味
 構造的あいまい文とその理解
 構文の意味とその使用

第4章 社会言語学と意味
 社会言語学と言語学
 方言学から社会言語学へ
 変異理論の登場
 バイリンガルのコードスウィッチング
 言語の性差(言語は変えられるか)
 女性に対する言葉
 女性らしい話し方
 言語を変えることで差別はなくなるか
 社会言語学的知見が教えてくれるもの

第5章 言語人類学と意味
 人類学の一部門としての言語人類学
 サピア・ウォーフの仮説
 サピア・ウォーフの仮説の観点からの日英語比較
 サピア・ウォーフの仮説と言語の創造性
 呼称
 英語の例
 英語のタブー表現
 行為としての言語
 言葉の民族誌
 個人差

第6章 テクストの意味
 テクストとは何か
 テクスト性
 テクスト性の言語差
 テクストのマクロの構造
 テクストとレトリック
 異文化コミュニケーションとの関連で
 スクリプト

第7章 英語の今と英語教育の明日
 リンガフランとしての英語
 アングロ英語と英語たち
 英語帝国主義論
 危機言語の問題
 英語教育の問題
 早期英語教育について
 音声習得の問題

あとがき
重要語索引


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