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コミュニケーションの政治学

コミュニケーションの政治学

B7 286ページ 並製
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-7664-1018-1(4-7664-1018-1) C3031
奥付の初版発行年月:2003年10月 / 発売日:2003年10月上旬

内容紹介

「コミュニケーション」という社会過程を政治的な視点から読み解く、第一級の学者による入門書。
いくつかのキーワードを切り口として従来型のコミュニケーションの考察や分析をするほか、新しい電子情報メディアについての考察も行う。


鶴木眞
十文字学園大学学長、東京大学名誉教授

藤田真文
法政大学社会学部教授

小林直毅
県立長崎シーボルト大学国際情報学部助教授

小川恒夫
東海大学文学部助教授

岩田温
常磐大学人間科学部教授

津田正太郎
財団法人国際通信経済研究所非常勤研究員、尚美学園大学兼任講師

小川浩一
東海大学文学部教授

大石裕
慶應義塾大学法学部教授

楊 霜
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程在学中

大井眞二
日本大学法学部新聞学科教授

伊藤高司
日本新聞協会職員

茂木崇
東京工芸大学工学部専任講師

谷藤悦史
早稲田大学政治経済学部教授

阿部るり
上智大学文学部新聞学科講師

烏谷昌之
尚美学園大学非常勤講師

三野裕之
尚美学園大学総合政策学部専任講師

小林義寛
日本大学法学部専任講師

金龍徳
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学

目次


はじめに

第1部 政治コミュニケーションの理論と制度

第1章 政治権力とコミュニケーションの再考察に向けて  藤田真文
第2章 コミュニケーションとディスコース        小林直毅
第3章 コミュニケーションと選挙            小川恒夫
   -認知・説得型から熟考型効果研究へ-
第4章 コミュニケーションと法制度           岩田温
   -社会学的制度と規範的制度の相克-
第5章 社会的コミュニケーションと
    ナショナル・アイデンティティ          津田正太郎

第2部 歴史の中のマス・コミュニケーション論

第6章 コミュニケーションと社会変動          小川浩一
第7章 マス・コミュニケーションと戦後日本の政治学   大石裕
第8章 中国におけるコミュニケーション研究の展開様相  楊 霜
   -政治的環境の変容を背景に-

第3部 ジャーナリズム論再考              

第9章 コミュニケーションとジャーナリズム       大井眞二
   -客観性原理のレリバンス
第10章 表現の自由論再考                伊藤高史
第11章 アメリカ・ジャーナリズムと国益         茂木崇

第4部 政治コミュニケーションの実際          

第12章 ポスト・サッチャー期のイギリス選挙制度    谷藤悦史
    -凝縮するメディア利用- 
第13章 民族意識とマス・メディア
    -トルコにおける「民主化」とクルド語放送-    阿部るり
第14章 高速増殖炉開発をめぐるメディア言説の変遷    烏谷昌之

第5部 新しいメディアと政治

第15章 電子民主主義の可能性             三野裕之
第16章 家庭空間と情報テクノロジー          小林義寛
    -テクノロジー化する家庭空間に関する試論-    
第17章 日韓のスピルオーバー論議再考         金龍徳
    -歴史的視点からの試論的再考-    
終章  「情報政治学」への道 -鶴木眞教授に聞く-
 


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