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 「芸術」をひらく、「教育」をひらく美学特殊C

美学特殊C 「芸術」をひらく、「教育」をひらく

A5判 372ページ 並製
定価:2,800円+税
ISBN978-4-7664-1010-5(4-7664-1010-6) C70
奥付の初版発行年月:2003年10月

内容紹介


“よわい”主体、“ゆるい”つながり、“だるい”身体にとって、新しい生(活)の「美学」、「幸福」とは何か? セルフ・エデュケーション、脱芸術、もう一つのカフェの可能性、脱資本主義的ライフスタイル、身体のエロス化などについて、たえず理論と実践のあいだを往還しつつ、書き綴った評論集。小山田徹、川俣正との対談も収録。


熊倉敬聡(くまくら たかあき)
1959年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。パリ第7大学博士課程修了(文学研究)。現在、慶應義塾大学助教授。特定非営利活動法人「芸術家と子どもたち」理事。著書に『脱芸術/脱資本主義論』(慶應義塾大学出版会、2000年)、『セルフ・エデュケーション時代 Practica 1』(共編著、フィルムアート社、2001年)、『女?日本?美?』(共編著、慶應義塾大学出版会、1999年)などがある。

目次



はじめに 

序に代えて——セルフ・オルタナティヴ・ユニヴァーシティに向けて

I セルフ・エデュケーション——オタク的主体からの脱却
脱資本主義的セルフ・エデュケーションへ
学校へアーティストを
『美学特殊C』——大学的知の再「現場」化に向けて
新たなars eroticaの発明へ

II 「カフェ」をこえて
カフェは〈脱資本主義〉的文化の温床たりうるか?
もう一つのカフェの可能性——バザール・カフェ (小山田徹+熊倉敬聡の対談)

III 脱芸術、アートレス
川俣正『アートレス』の方へ
<アートレス>と<脱芸術>をめぐって(川俣正+熊倉敬聡の対談)

IV コンテンポラリー・ダンスを批評する
私とコンテンポラリー・ダンス
ダムタイプ、二つの『memorandum』——それは、我々に投げかけられた問いなのか?
泥と舞踏
舞踏をデジタル・アーカイヴ化する——その可能性と問題点

勅使川原三郎を体験する──KARASワークショップ
『ナルシスの変貌』──伊藤キム+輝く未来
純粋な「関係性」のダンス──岩下徹と山田せつ子のデュオ
勅使川原の新作『真空』──彼は"移動"を始めたのか?
「脱世界史的」東京の模像?──Nest『Syntax Error』
退行するパパ・タラフマラ──新作『船を見る』を観て
「脱世界史性」もまた一つの歴史?──バットシェバ・ダンスカンパニーの公演を観て思ったこと
教育にコンテンポラリー・ダンスを--ジャン=クロード・ギャロッタのワークショップ
「舞踏」は真に<マイナーなもの>へと転成できるか?--土方巽 '98前夜祭 
「日常」の豊饒に向けて--マギー・マラン・カンパニー
内藤儀『メロドラマからパフォーマンスへ』
珍しいキノコ舞踊団の『フリル(ミニ)ワイルド』を観て考えたことなど

V 現代美術の周辺で
私と現代美術(の周辺)

『空即是色』プロジェクト──もしも東京がお花畑になったら
忘却への抵抗──『漂着重油交換展』
「愛」について--『FERTILE LAND』をめぐる断章
『京都DEEP』から『meta都民cafe』へ
宇宙における<他者>=人間の揺らぎ──『ビル・ヴィオラ』展
ロドチェンコからボナールへ、そしてそこに「ヨーロッパ」があった
『ひとつの不完全な歴史──日本の女性写真家たち(1864-1997)』展
これってアート?──ヴォッヘンクラウズール
ゼロ地点の舞踊──ブブ・ド・ラ・マドレーヌ『LA DOLCE VITA(甘い生活)』展
瀧口の手、私の手──『瀧口修造の造形的実験』展
過視的超平面としてのニルヴァーナ──『森万里子 ピュアランド』展
孤立するゴダール--ゴダール『愛の世紀』
「そのもの」の降臨--内藤礼『地上にひとつの場所を』にたむける言葉
内藤礼と「芸術評論家」の対話ならざる対話
『出会い』展——さあ、旅するパラ・ミュージアムに出かけよう
もう東京でイヴェントする/見るのはやめよう——東京再「地域」化計画に向けて
日本版地域通貨についての素朴な疑問
ファシリテートする難しさ——あるワークショップに参加して

VI 旅の途上で
エクゾティスムについて
1999@ヨーロッパ
2001@キューバ
2003@北京・上海

おわりに——本書の題名についてと謝辞
初出一覧


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