大学出版部協会

 

 親や先生のためのハンドブック児童虐待の発見と防止

児童虐待の発見と防止 親や先生のためのハンドブック

A5判 280ページ 並製
定価:3,000円+税
ISBN978-4-7664-0996-3(4-7664-0996-5) C37
奥付の初版発行年月:2003年08月

内容紹介

身体的虐待、性的虐待、ニグレクト(養育放棄)、心理的虐待など、子どもの虐待を網羅し、その見つけ方と防止法を解説。児童虐待についての理解を深め、虐待から子どもを救い出し、危険から守るための具体的方法をチェックリストなどを用いて指導。子どもの虐待防止への支援をする立場の人はもちろんのこと、この問題に不安や関心をもっている先生や親たちへの必読書。米国でのロングセラー、待望の邦訳です。



ジェームズ・A・モンテリオン
セントルイス大学医学部小児科・産婦人科教授、ミズリー州セントルイス・カーディナル・グレンノン子ども病院児童保護課ディレクター。小児科認定医。医学博士。
児童虐待に関する書物を多く著し、講演も行う。さらに、児童虐待運営委員会、子ども代理センターおよびセントルイス市児童死亡調査委員会など、子ども保護のための地域グループ活動の議長やアドバイザーも担当。

加藤和生(かとう かずお)
九州大学大学院人間環境学研究院心理学講座助教授。博士(心理学)。
専門は、人格社会心理学、家族内暴力(児童虐待)。米国ミシガン大学(アナーバー校)博士課程修了。
九州大学家族内暴力研究会を主宰。平成12年度からは文部科学省研究補助金を受け、「潜在的児童虐待被害」の実態調査や、児童虐待の心への影響に関する研究を行っている。研究会http://mklab2.hes.kyushu-u.ac.jp/~fvr/index.htm

目次


序文
まえがき
訳者まえがき

第1章 ジェイ・E・ノフジンガー(医学博士)
しつけの原理 何が虐待であり、何が虐待でないのか
子育ての仕方−−何が有効で、何が有効でないのか
どちらの子育ての仕方のほうがよいか
正の強化−−どのように使うか
負の強化(しかること)−−罰の与え方
子どもへの現実的な期待と規則−−年齢や発達段階に即しているか
体罰−−体罰が適切なときとはいつか、体罰の使い方ガイドライン


第2章 ジェームズ・A・モンテリオン(医学博士)
身体にあらわれる虐待のサイン
子どものけがにまつわる事実
家庭での転落
皮膚の外傷
外傷のパターンと位置
溺死
窒息と乳幼児突然死症候群(SIDS)
頭の外傷
火傷
乳児揺さぶられ症候群(SIS)
乳児揺さぶられ症候群の2カ月児の事例
胎児虐待と新生児殺し
誤った申し立て
さいごに

第3章 カレン・M・ブライ(認定看護師)
行動にあらわれる虐待のサイン
虐待に特有な行動のサインと特有でない行動のサインの違い
行動に変化を引き起こす一般的なストレス
虐待に特有な変化
虐待に特有でない変化
さいごに

第4章 ジェームズ・A・モンテリオン(医学博士)
性的虐待
性的虐待の定義
なぜ子どもはねらわれやすいのか
加害者はどんな人たちか
子どもが性的虐待を受けていると言ったら、どう対応するか
子どもが虐待されているという疑いを持ったとき、どういうサインを見つけたらよいか


第5章           ウエイン・I・マンケル(臨床社会福祉修士)
ニグレクトと遺棄
ニグレクトの様相−−どのようなものか
物理的環境/栄養と健康ケア/子どもの成長と発達のためのサポート
ニグレクトの原因−−何がそうした行動を引き起こしたり、影響したりするのか
ニグレクトされた子どもの将来−−ニグレクトされたり遺棄された子どもはどうなるのか
家族の防衛−−チェックリスト
将来の希望

第6章 ビッキー・マックニース,イオード・A・ヘンダーソン(医学博士医)
子どもと話そう
性的虐待のダイナミックス
パーソナル・セーフティー・スキルを子どもにどのように教えるか
パーソナル・セーフティーの教授法
子どもが性的虐待を受けていたのではないか、という疑いをもったとき、何をすべきか
自分子どもが性的虐待を受けていることを知ったら、どう対処すべきか
さいごに

第7章 
カレン・M・ブライ(認定看護師)
サポーティブな家庭環境を作る
サポーティブな家庭環境の作り方
サポーティブな家庭環境を作るためのテクニック
子どもと話すためのコミュニケーション・スキルのヒント
具体的な助言とカウンセリング


第8章 
ペギー・S・パール(教育学博士)
子どもの養育者をどう選ぶか
関連情報の収集
家庭外でのケア
プログラムの比較過程
プログラムを見学行く/他に考慮すべきこと
親の関与と入所後の調査
関与し続ける(確かめ続ける)
自宅に来てもらう養育者の選択
パート・タイムの養育者の選択
さいごに

第9章
3人の近親相姦サバイバーの話
ジョンの話  ジョン・ボイアー
子どもへの性的虐待による影響   ステイシー・アン・ランナート
ある近親相姦の話   M・スーザン・クレメンツ


第10章
被虐待児の親たち
親たちが知っておくべき警告サイン ジョアン・ボイアー
性的虐待のサインとその見つけ方  デブ・アンダーウッド


第11章
ペギー・S・パール(教育学博士)
虐待防止
子どもへの社会の真剣な取り組み(コミットメント)
メディアの役割/子育てのための情報やサポートの提供/初めて親になった人たちのためのプログラム/子育てスキルを高める/児童虐待に影響する原因
知識は力なり
心理的虐待の防止
子どもケアの現場での安全
職員の審査(スクリーニング)と訓練/監督をする
法制度上での代弁者としての親
さいごに



第12章
マイケル・サリバン(刑事)、ジョー・ボバ・コンティ(刑事)
ベッキー・J・パワーズ、スコット・スキナー(FBI捜査官)
インターネット上での子どもの安全を守る
インターネットとは
インターネットを知る
インターネットの利用に伴う危険とは
子どもたちが直面する危険を、親はどのように少なくするか
小どもを保護するために親ができること
  オンラインの活動にあなたが興味を持っていることを知らせる/オンラインを使用するときのガイドラインを決める/なぜチャット・ルームが子どもにとって非常に危険であるか/10代の子どもがオンラインで自分から危険なことをして楽しむことに対して、何をしたらよいだろうか/オンラインに不法なものが掲載されている場合、どうしたらよいか/あなたの子どもの安全を守るためには、どのようなテクノロジー(技術)があるか


訳者あとがき
索引
著者
編著者・訳者紹介


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。