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原理主義と民主主義

原理主義と民主主義

根岸毅:著
四六判 168ページ 上製
定価:1,800円+税
ISBN978-4-7664-0991-8(4-7664-0991-4) C3031
奥付の初版発行年月:2003年05月

内容紹介

9.11同時多発テロ事件の政治理論的な見解をコンパクトにまとめた論考です。 学生や一般読者に向けて9.11事件をはじめ、世界の紛争や事件を、わかりやすく整理、分析する手立てを提供します。
9.11を「原理主義」と「再行主義(より良いと思われる選択を繰り返し行う柔軟な考え方を指す著者の造語)」との衝突と位 置づけ、解決への道筋を語ります。
イラク戦争の意味を考えるためにも好適の書。


<著者紹介>
根岸毅 (ねぎし たけし)
1939年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。法学博士。現在、慶應義塾大学法学部教授。専門は政治理論。主な著作に、『政治学と国家』(慶應義塾大学出版会、1990年)、「政治学とは何か」『国家の解剖学』(日本評論社、1994年)、The Methodological Foundations of the Study of Politics (Tokyo: Keio University Press, 1996)など。

目次

 はじめに

原理主義と民主主義

 Ⅰ 9・11事件が政治学に提起した問
  一 事件の経緯
  二 事件が政治学に提起した問

 Ⅱ 概念の説明
  一 選択 
  二 生活(生きること)
  三 強制 
  四 自由 
  五 政治 

 Ⅲ 原理主義の思考方法

 Ⅳ 再行主義の思考方法
  一 進歩とその普遍的価値
  二 進歩の条件
  三 民主主義の政治制度
  四 民主主義と強制
  五 政治的意思決定の単位の決め方

 Ⅴ 原理主義と再行主義の理論的優劣関係とその政治的意味

 Ⅵ テロリズムとは何か
  一 「テロ」のラベル貼り
  二 ラベルの貼り方とその適否
  三 ラベル貼りの理論的根拠
  四 ラベル貼りの理論的根拠間の優劣
  五 暴力行使がもつ理論的意義の確認の必要性

 Ⅶ 問題の論理を超える側面
  一 思考の不健全さ
  二 他の目的の重み
  三 多数派に求められる配慮

 Ⅷ 9・11事件の捉え方
  一 暴力的攻撃を加えた側
  二 アメリカ側

 Ⅸ イスラエル・パレスチナ紛争を解く鍵
  一 パレスチナ側
  二 イスラエル側
  三 紛争解決のための理論的な解
  四 再行主義と手詰まり状態の回避の可能性

 Ⅹ 政治学者の責任

民主主義の価値の論証—「進歩」と「やり直しの機会」

 一 はじめに
 二 「民主主義」と「やり直しの機会」と「進歩」の関係
 三 「進歩」と「やり直しの機会」
 四 まとめ 


 おわりに

 索引 


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