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21世紀への眼差し 現代社会考浅利慶太の四季 著述集 4

浅利慶太の四季 著述集 4 21世紀への眼差し 現代社会考

B7 448ページ 上製
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-7664-0755-6(4-7664-0755-5) C0095
奥付の初版発行年月:1999年08月 / 発売日:1998年08月上旬

内容紹介

激動の時代と変貌する社会・生活を鋭い視点から見つめたエッセイ、企業トップの半生を辿りながら「わが決断」を巧みに語らせる対談など、演出家の枠を超えて活躍する著者の発言集。


浅利慶太(あさり けいた)
1933年、東京生まれ。慶應義塾大学仏文科在学中の’53年、日下武史、藤野節子、吉井澄雄らと劇団四季を結成。以来、西欧古典劇、現代劇、創作劇からミュージカル、オペラにいたる幅広い舞台作品の演出、制作活動を展開している。かたわら、ベルリン・ドイツ・オペラ、英国ロイヤルシェイクスピア劇団ほかの日本初公演、劇団四季海外公演のプロデュースなど国際的にも活躍。近年は、スカラ座、ザルツブルク音楽祭に招かれて演出し、欧米一流劇場でも評価を高めている。国内では『キャッツ』以降画期的なロングラン公演を定着させ、あいつぐ新劇場の開場、長野オリンピック開閉会式総合プロデューサーとあいまって、演出家の枠をこえた活動が注目されている。ドイツ連邦共和国功労勲章、文化庁芸術大賞、芸術選奨文部大臣賞、菊池寛賞、伊アッビアッティ賞、中国政府友諠賞ほか受賞多数。

目次


あすへの話題
石筆
直言

Ⅱ 日本というステージ
戦後二十年目の気がかり
もうごめん中教審−文化価値を認識できぬ大蔵省
一大転換がほしい
中曽根総理へのメモ
靖国、一パーセント、教育問題
当面の政局(円高選挙)について
新自由クラブの解党について
一衣帯水
ODAは文化・教育に使うべし
福澤ギライが直るまで−慶應義塾大学卒業式祝辞

Ⅲ 台本のない人生
「世界のホンダ」が二度泣いた話(対談 本田宗一郎、浅利慶太)
ひと呼んで「三井の昭和史」(対談 江戸英雄、浅利慶太)
決断の条件は小心・大胆・細心(対談 平岩外四、浅利慶太)
“元暴走族”が社長になるまで(対談 川瀬源太郎、浅利慶太)
超高層時代を予見した日(対談 石川六郎、浅利慶太)
円高はドシャ降りの中のゴルフ(対談 飯田庸太郎、浅利慶太)
“財界のナポレオン”かく語りき(対談 松沢卓二、浅利慶太)
人に喜びを広げる文化を(対談 秋谷栄之助、浅利慶太)
経営者の文化的資質が企業の盛衰を決める!(対談 歌田勝弘、浅利慶太)
「人」が資産、血の通ったコミュニケーションを(対談 鈴木正、浅利慶太)
清流のような生涯−永井大三さんを偲ぶ
弘世現さん
大ちゃん−清水大三郎
江戸英雄さん
日韓摩擦・韓国の責任(対談 盧秦愚、浅利慶太)

Ⅳ 幕間対談
「満州」という名の物語が終わるとき(対談 城山三郎、浅利慶太)
東欧圏インテリゲンチャの自由と哀しみ……(鼎談 中村正軌、吉井澄雄、浅利慶太)
グラウンドと舞台の人づくりを語る(対談 広岡達朗、浅利慶太)
ミュージカル『李香蘭』中国を行く(対談 山口淑子、浅利慶太)
演出家の「怒り」
ミュージカルをやろうよ(対談 李礼仙、浅利慶太)
信仰を持つと、悪いことができます(対談 曾野綾子、浅利慶太)
歌いながら恋してる…(対談 越路吹雪、浅利慶太)
嘘っぽくなく生きたい(対談 太地喜和子、浅利慶太)
もういちど舞台を…(対談 岩下志麻、浅利慶太)
流されずに仕事をしたい(対談 山口百恵、浅利慶太)

Ⅴ 演出家の日曜日
郷に入れば「キモニ」−私の失敗
浅草のあわびの酒蒸し−私の一品
塩野さんの骨太作品−私の一冊
疎開で住んだ軽井沢−私の故郷
物質文明
芸術の役割
三原とブランデー
けい古もまた楽し−私の日曜日
若い女性のおんな心
魅力のポイント
鶴岡の苦悩
甘すぎるドラフト
十年選手と整理選手
今年のプロ野球に望む
青年と野心
ぼくの好きな夏の味覚
山のたべもの
夏と花火
わが妻を語る−平凡を夢見る女優
おしゃれについて
高校野球と私−甲子園大会予選の想い出
私の読書法−一日一作は欠かさない
力走百メートル−私の青春交友
真っ青な疎開先の空−私の八月十五日
左団次の膝上
光に満ちた日々
NAGANO讃歌−オリンピック開閉会式演出にあたって
長野オリンピック演出日記

浅利慶太氏の常識−解題にかえて〔4〕 越見雄二


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