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 Ⅰ政治・思想資料 北朝鮮研究

慶應義塾大学地域研究センター叢書
資料 北朝鮮研究 Ⅰ政治・思想

小此木政夫:監修, 徐大粛:監修, 鐸木昌之:編, 坂井隆:編, 古田 博司:編
A5判 508ページ 上製
定価:8,000円+税
ISBN978-4-7664-0696-2(4-7664-0696-6) C3031
奥付の初版発行年月:1998年01月

内容紹介

厚いベールに覆われた北朝鮮の全体像を、原典的資料に依存して、「資料をもって語らせる」という手法で解明。1945年の朝鮮解放から94年の金正日の新体制に及ぶ政治・思想に関する最重要資料を網羅した。


小此木政夫 おこのぎ・まさお(監修)
1945年4月14日生。現在、慶應義塾大学法学部教授、同大学地域研究センター所長、法学博士(慶應義塾大学)。1975年、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。著書・編著に『朝鮮戦争』(中央公論社)、『ポスト冷戦の朝鮮半島』(日本国際問題研究所)、『北朝鮮ハンドブック』(講談社)などがある。

徐大粛 ソ・デエスク(監修)
1931年11月22日生。1964年、コロンビア大学政治学博士。ヒューストン大学副教授を経て、1972年からハワイ大学教授。長期にわたって、ハワイ大学朝鮮研究センター所長を務めた。著書に、Korean Communist Movement,1918-48(Princeton University Press), Kim Il Sung: The North Korean Leader(Columbia University Press)、『金日成と金正日』(岩波書店)などがある。

鐸木昌之 すずき・まさゆき(編集)
1951年11月16日生。現在、聖学院大学政治経済学部助教授。
1976年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、法学博士(慶應義塾大学)。
著書に『北朝鮮−社会主義と伝統の共鳴』(東京大学出版会)、「北朝鮮の政治体制と冷戦」(『新防衛論集』第25巻第1号、平成9年6月)などがある。

坂井 隆 さかい・たかし(編集)
1951年11月28日生。1975年東洋大学法学部卒業。現在、公安調査庁調査第二部統括調査官。著書に、『朝鮮労働党の歴史的研究』(法務総合研究所)、『北朝鮮、崩落かサバイバルか』(サイマル出版会、共著)、『韓国・北朝鮮総覧1993』(原書房、共著)などがある。

古田博司 ふるた・ひろし(編集)
1953年7月18日生。現在、筑波大学社会科学系助教授。1979年慶應義塾大学大学院文学研究科東洋史専攻修士課程修了。著書に『朝鮮民族を読み解く−北と南に共通するもの』(筑摩書房)、『普遍的世界観の終焉と宗教ファシズムの冒険』駒井洋編『社会知のフロンティア』(新曜社)、『東アジアの思想風景』(岩波書店)などがある。

目次

まえがき
第1章 解放と建党・建国(1945〜50年)
1 政治路線確立と組織強化に関する決定書
−朝鮮共産党北部朝鮮責任者と熱誠者党員会議/1945年10月13日
2 北部朝鮮党工作の錯誤と欠点に対する決定書
−朝鮮共産党北朝鮮分局中央第三次拡大執行委員会における決定/1945年12月17日
3 「目前の党内情勢と当面の課業」に関する決定書
−朝鮮共産党北朝鮮分局中央第四次拡大執行委員会における決定/1946年2月15日
4 朝鮮臨時政府樹立を前にした20カ条政綱発表
−平壌放送/1946年3月
5 北朝鮮労働党創党大会金日成報告
−1946年8月29日
6 北朝鮮民主選挙の総決と人民委員会の当面の課業
北朝鮮臨時人民委員会第三次拡大委員会における金日成報告/1946年11月25日
7 北朝鮮労働党第二回全党大会中央委員会事業決算報告
金日成/1948年3月28日
8 朝鮮民主主義人民共和国政府の政綱
−最高人民会議第一期第一次会議における金日成報告/1948年9月10日

第2章 朝鮮戦争と金日成指導権の強化(1950〜53年)
1 現情勢と当面課業
−党中央委員会第三次全員会議における金日成報告/1950年12月21日
2 党団体の組織事業におけるいくつかの欠点について
−党中央委員会第四次全員会議における金日成報告/1951年11月1日
3 労働党の組織的思想的強化は我が勝利の基礎
−党中央委員会第五次全員会議における金日成報告/1952年12月15日

第3章 粛清による「統一団結」の強化(1953〜58年)
1 党員の階級的思想教育を強化することについて
−党中央委員会全員会議における金日成報告/1955年4月1日
2 思想事業で教条主義と形式主義を一掃し、主体性を確立するために
−党の宣伝・煽動活動家を前にした金日成演説/1955年12月28日
3 朝鮮労働党第三回大会中央委員会事業総決報告
−金日成/1956年4月23日

第4章 金日成の指導権と「主体思想」の確立(1958〜66年)
1 共産主義教養について
−全国の市、郡党委員会の煽動員講習会で行った金日成演説/1958年11月20日
2 党的思想体系のさらに確固とした確立のために
−「巻頭言」/『勤労者』(1959年5月15日)
3 朝鮮労働党第四回党大会中央委員会事業総括報告
−金日成/1961年9月11日
4 朝鮮民主主義人民共和国における社会主義建設と南朝鮮革命について
−インドネシアのアリ・アルハム社会科学院で行った金日成講義/1965年4月14日
5 現情勢と我が党の課業
−朝鮮労働党第二次代表者会で行った金日成報告/1966年10月5日

第5章 「首領制」と「唯一思想」の形成(1967〜73年)
1 第四期第十六次全員会議に関する報道
−『労働新聞』(1967年7月4日)
2 革命伝統教養をさらに強力に進行しよう
−「巻頭無署名論文」/『勤労者』(1967年6月)
3 革命家遺子女は我が革命の代を受け継ぐのに信頼に値する後衛
−「無署名論文」/『労働新聞』(1967年10月12日)
4 国家活動のすべての分野で自主、自立、自衛の革命精神をさらに徹底的に具現しよう
−最高人民会議第四期第一次会議で金日成の発表した政府政綱/1967年12月16日
5 朝鮮労働党第五回大会中央委員会事業総括報告
−金日成/1970年11月2日
6 金日成銅像除幕と朝鮮革命博物館開館式で行った内閣第一副首相金一の演説
−1972年4月24日/『労働新聞』(1972年4月25日)
7 偉大な首領金日成同志が創始された三大革命に関する独創的な理論
−「論評」/『労働新聞』(1973年10月27日)

第6章 金日成後継体制の形成(1974〜79年)
1 偉大な首領金日成同志の革命思想で全社会を一色化することは我が党が帯びた最も栄えある革命任務
−「無署名論文」/『勤労者』(1974年4月)
2 首領さまが抱かせて下さった高貴な政治的生命を永遠に固守し輝かせていこう
−「無署名論文」/『勤労者』(1974年9月)
3 三大革命を力強く展開し、社会主義建設をさらに推進しよう
−工業熱誠者会議で行った金日成演説/1975年3月3日
4 人民政権をいっそう強化しよう
−最高人民会議第六期第一次会議で行った金日成の施策演説/1977年12月15日)

第7章 金正日の登場(1980〜85年)
1 朝鮮労働党第六回大会中央委員会総括報告
−金日成/1980年10月10日
2 主体思想について
−1982年3月31日
3 全社会の主体思想化を目指す人民政権の課業
−党中央委員会・最高人民会議の合同会議で行った金日成の施政演説/1982年4月14日
4 マルクス・レーニン主義と主体思想の旗幟を高く掲げて進もう
−カール・マルクス誕生165周年、死去100周年に際する金正日論説/1983年5月3日
5 プロレタリア独裁の歴史的経験を豊富にした我が党の人民政権建設理論
−黄長燁/『勤労者』(1983年9月)

第8章 「社会政治的生命体」論の形成(1986〜89年)
1 朝鮮労働党建設の歴史的経験
−金日成高級党学校創立40周年記念金日成講義録/1986年6月1日
2 主体思想教養で提起されるいくつかの問題点について
−党中央委員会責任活動家との金正日の談話/1986年7月15日
3 社会主義の完全な勝利のために
−最高人民会議第八期第一次会議で行った金日成の施政演説/1986年12月30日
4 主体の革命観をしっかり立てることについて
−党中央委員会責任幹部との金正日の談話/1987年10月10日
5 革命の首領を父親として仕え、忠誠をもって奉ることが、共産主義革命家の最も重要な品性
−李守根(音訳)/『勤労者』(1989年5月)
6 帝国主義者らの朝鮮を蹴散らし、社会主義の道へ力強く進もう
−「論説」/『労働新聞』(1989年12月22日)

第9章 伝統への回帰(1990〜94年)
1 我が国社会主義の優越性をいっそう高く発揮させよう
−最高人民会議第九期第一次会議で行った金日成の施政演説/1990年5月24日
2 朝鮮労働党は我が人民のすべての勝利の組織者であり、嚮導者である
−朝鮮労働党創建四五周年記念金正日論文/1990年10月3日
3 人民大衆中心の我々式社会主義は、必勝不敗である
−党中央委員会責任幹部との金正日の談話/1991年5月5日
4 社会主義建設の歴史的経験と我が党の総路線
−党中央委員会責任幹部との金正日の談話/1992年1月3日
5 革命的党建設の根本問題について
−朝鮮労働党創建四七周年記念に際し執筆した金正日論文/1992年10月10日
6 我が革命隊伍を忠孝一心の結晶体にしよう
−「社説」/『労働新聞』(1993年5月26日)

第10章 金日成の死去と「苦難の行軍」(1994〜)
1 敬愛するお父さま金日成同志は人民の心の中に永生するであろう
−「社説」/『労働新聞』(1994年7月11日)
2 革命の赤い旗を高く掲げ力強く前進していこう
−「社説」/『労働新聞』(1995年10月4日)
3 人民軍隊の銃槍の上に社会主義の勝利がある
−「論説」承在純、盧栄(いづれも音訳)/『労働新聞』(1997年4月7日)


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