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第2版刑事法講義ノート

第2版刑事法講義ノート

園田寿:著, 井田良:著, 加藤克佳:著
A5判 428ページ 並製
定価:2,900円+税
ISBN978-4-7664-0630-6(4-7664-0630-3) C3032
奥付の初版発行年月:1996年01月

内容紹介

好評を博した初版を、1995年の刑法改正にともない全面改訂。判例・脚注・図表を充実させ、内容もさらにグレード・アップ。明快な論理、簡潔な説明で刑事法の全体像がスッキリ整理できるテキスト。


園田 寿(そのだ ひさし)
[刑事法の基礎・刑法総論]
1952年熊本生まれ。
関西大学法学部教授。

井田 良(いだ まこと)
[刑法各論]
1956年東京生まれ。
慶應義塾大学法学部教授。

加藤克佳(かとう かつよし)
[刑事訴訟法]
1956年名古屋生まれ。
愛知大学法学部教授。

目次

第2版のためのはしがき

Ⅰ 刑事法の基礎 [執筆者:園田寿]

A 犯罪と規範
1 犯罪とは何か
2 意思の自由
  a 非決定論
  b 決定論
  c 決定論に対する疑問
  d 自由という概念
  e 制度的現実としての自由
3 行為とは何か
  a 行為という概念
  b 行為概念の段階性
  c 行為と規範
4 社会と規範
5 犯罪概念の適用

B 刑法の基礎
1 刑法の意義
2 総論と各論
  a 構成要件該当性
  b 違法性
  c 有責性
3 刑法の基本原理
  a 刑法の機能
  b 刑法の解釈原理

Ⅱ 刑法総論 [執筆者:園田寿]

A 犯罪論(基本)
1 刑法的行為論
  a 刑法的行為論の意義
  b 学説の状況
2 構成要件該当性
  a 構成要件の意義
  b 構成要件の機能
  c 構成要件の要素
  d 構成要件の実現
3 違法性
  a 違法性の意義
  b 違法性の阻却
4 有責性
  a 責任の概念
  b 責任能力
  c 故意と過失

B 犯罪論(修正)
1 犯罪の実現段階
  a 決意
  b 予備
  c 未遂
2 犯罪の実現形態(共犯論)
  a 一般論
  b 共同正犯
  c 教唆犯
  d 幇助犯
  e 共犯と身分

C 罪数論
1 本来的一罪
  a 単純一罪
  b 法条競合
  c 包括一罪
2 科刑上一罪
3 数罪

D 刑罰論
1 はじめに
2 現代の刑罰制度
  a 財産刑
  b 自由刑
  c 生命刑

Ⅲ 刑法各論 [執筆者:井田良]

A 序−刑法各論の意義・対象・体系
1 総論と各論
2 各則諸規定の解釈
3 法益概念と刑法各論の体系

B 個人的法益に対する罪
1 生命・身体に対する罪
  a 客体としての「人」の意義
  b 殺人の罪
  c 自殺関与罪・同意殺人罪
  d 傷害の罪
  e 過失傷害の罪
  f 堕胎の罪
  g 遺棄の罪
2 自由に対する罪
  a 脅迫および強要の罪
  b 逮捕・監禁の罪
  c 略取・誘拐の罪
  d 性的自由に対する罪
3 個人の私的領域に対する罪
  a 住居を侵す罪
  b 秘密を侵す罪
4 名誉・信用・業務に対する罪
  a 名誉に対する罪
  b 信用および業務に対する罪
5 財産に対する罪
  a 財産犯総論
  b 窃盗罪
  c 不動産侵奪罪
  d 親族相盗罪
  e 強盗罪
  f 事後強盗罪
  g 昏睡強盗罪
  h 強盗致死傷罪、強盗傷人・強盗殺人罪
  i 強盗強姦罪・強盗強姦致死罪
  j 強盗予備罪
  k 詐欺罪
  l 準詐欺罪
  m 電子計算機使用詐欺罪
  n 恐喝の罪
  o 横領の罪
  p 背任罪
  q 盗品等に関する罪(贓物罪)
  r 毀棄および隠匿の罪

C 社会的法益に対する罪
1 公共の安全に対する罪
  a 騒乱の罪
  b 放火および失火の罪
  c 往来を妨害する罪
2 公衆の健康に対する罪
3 公共の信用に対する罪
  a 偽造罪総論
  b 通貨偽造の罪
  c 文書偽造の罪
  d 有価証券偽造の罪
  e 印章偽造の罪
4 風俗に対する罪(風俗犯)
  a 総説
  b わいせつの罪
  c 賭博および富くじに関する罪
  d 礼拝所および墳墓に関する罪

D 国家的法益に対する罪
  a 総説
  b 公務執行妨害罪
  c 職務強要罪・辞職強要罪
  d 封印破棄罪
  e 強制執行妨害罪
  f 競売入札妨害罪、談合罪
  g 逃走の罪
  h 犯人蔵匿および証拠隠滅の罪
  i 証人等威迫罪
  j 偽証の罪
  k 虚偽告訴の罪
  l 職務乱用の罪
  m 賄賂の罪

Ⅳ 刑事訴訟法 [執筆者:加藤克佳]

A 刑事訴訟法の意義・基本原理
1 刑事訴訟法の意義と刑事手続の概要
  a 意義
  b 手続の流れ
2 刑事訴訟法の基本原則
  a 刑事訴訟の目的−実体的真実主義と適正手続主義
  b 刑事訴訟の構造−職権主義と当事者主義
3 刑事手続の関与者

B 捜査
1 捜査の意義
  a 捜査とは何か
  b 捜査の構造
2 捜査の主体
  a 司法警察職員
  b 検察官(検察庁も含む)
3 捜査の始まり
  a 変死者の検視
  b 告訴
  c 告発・請求
  d 自首
  e 職務質問
  f 所持品検査
  g 自動車検問
4 捜査の基本原則
  a 任意捜査の原則と強制処分法定主義
  b 令状主義
5 強制捜査の実行
  a 被疑者の身体の拘束
  b 証拠の収集
6 任意捜査の実行
7 捜査行為の限界
8 捜査の終結と検察官の事件処理
  a 全件送致主義
  b 検察官の処分(事件処理)
9 被疑者の側の防禦と準備
  a 被疑者の黙秘権
  b 弁護人の援助を受ける被疑者の権利
  c 被疑者・被告人のための証拠保全の請求

C 公訴の提起
1 公訴提起の基本原則
  a 弾劾主義
  b 国家訴追主義・起訴独占主義
  c 起訴便宜主義
2 公訴提起の方式
  a 概説
  b 公訴事実と訴因−「審判の対象」は何か
  c 起訴状一本主義
3 公訴提起の効果
  a 訴訟係属
  b 二重起訴の防止
  c 公訴時効の停止(法254条の一項など)
  d 犯人の地位の変更(被疑者から被告人へ)

D 公判
1 公判準備
  a 裁判所の準備
  b 当事者の準備
2 公判の基本原則
  a 公開主義
  b 口頭主義
  c 弁論主義
  d 直接主義
  e 継続(集中)審理主義
3 公判廷の構成
  a 公判廷
  b 裁判所・裁判官
4 第一審公判手続の順序
  a 冒頭手続
  b 証拠調べ手続
  c 論告・弁論手続
  d 裁判の宣告

E 証拠法
1 証拠法総論
  a 証拠裁判主義
  b 自由心証主義
  c 挙証責任
2 証拠法各論
  a 自白
  b 伝聞証拠
  c 違法収集証拠

F 裁判
1 裁判の意義と種類
2 裁判の成立
  a 内部的成立
  b 評議(合議)
  c 外部的成立
3 裁判の内容
  a 主文と理由
  b 有罪判決
  c 無罪判決
4 裁判の確定力
  a 確定力の意義
  b 確定力の理論
  c 確定力の効果
  d 一事不再理の効力(一事不再理効)
5 裁判の執行

G 上訴
1 上訴制度の意義・機能
2 控訴審の手続と構造
3 上告審の特色

H 確定後救済手続
1 はじめに
2 再審
  a 再審の基本理念・目的
  b 再審の理由
  c 再審の手続
3 非常上告

索引


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