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カヴィ語研究序説言語と精神 〈オンデマンド版〉

言語と精神 〈オンデマンド版〉 カヴィ語研究序説

A5判 706ページ オンデマンド
価格:22,000円 (消費税:2,000円)
ISBN978-4-588-92047-9 C3087
奥付の初版発行年月:2011年05月 / 発売日:2011年05月中旬

内容紹介

第21回日本翻訳出版文化賞受賞 「西洋における言語研究の最高峰であり,すべての言語論や言語哲学を陰に陽に規定している古典的労作」とハイデガーをして絶賛させた大著。本邦初訳。

著者プロフィール

亀山 健吉(カメヤマ ケンキチ)

1922年生。1948年東京大学文学部倫理学科卒業。1950-51年ガリオア留学生としてクレアモント大学院に留学。56-58年A. v. フンボルト財団留学生としてハイデルベルク大学、テュービンゲン大学に留学。
現在、日本女子大学教授。専攻:倫理学。
論文:「言語の民族性──ヘルダー、フンボルト、ヴァイスゲルバー」「シェリングにおける言語の問題」「言語比較の方法について──フンボルトの場合」「フンボルトとヤーコプ・グリムの学的交流について」など。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 凡例
 解題

第一節 マレー系諸民族の居住地とその文化環境
第二節 この序説で取り扱う対象
第三節 人間の発展過程の一般的考察
第四節 〔標題なし 前節の続き〕
第五節 〔原著者により末梢〕
第六節 精神の非凡な力の及ぼす影響──文明、文化、教養
第七節 〔標題なし 前節の続き〕
第八節 個人と民族・国民との間の協調作用
第九節 〔標題なし 前節の続き〕
第一〇節 言語を更に詳細に考察するための新しい立場への移行
第一一節 言語の形式
第一二節 〔標題なし 前節の続き〕
第一三節 言語一般の本来の性質と現実の性状
第一四節 〔標題なし 前節の続き〕
第一五節 諸言語の音声体系──分節音声の性質
第一六節 諸言語の音声体系──音声変化
第一七節 諸言語の音声体系──音声の概念への割りつけ
第一八節 〔標題なし 前節の続き〕
第一九節 諸言語の音声体系──普遍的な関連性の表示の仕方
第二〇節 諸言語の音声体系──諸言語の音声形式
     諸言語の音声体系──言語の技術
第二一節 内的言語形式
第二二節 音声と内的言語形式との結合
第二三節 〔原著者により抹消〕
第二四節 言語の働きについての詳論
第二五節 語の親縁関係と語の形式
第二六節 語の孤立──屈折と膠着
第二七節 語の統一性についての詳論──言語の抱合体系
     語の統一性の表示手段──休止・間
     語の統一性の表示手段──文字の変換
第二八節 語の統一性の表示手段──アクセント
第二九節a 諸言語の抱合体系──文の組み立て
第二九節b 言語の音声形成と文法的要求との一致
第三〇節 構成原理がどのくらい純粋であるかという点から見た言語間の主要な相違点
第三一節 言語の性格
第三二節 〔標題なし 前節の続き〕
第三三節 言語の性格──詩と散文
第三四節 別々な言語になって分れてゆくことが却って成功裡に発展することに他ならない、という性質を持つ言語の力
     言語における自発的な定立活動
     言語における自発的な定立活動──動詞
     言語における自発的な定立活動──接続詞
     言語における自発的な定立活動──関係代名詞
     屈折言語の展開についての考察
     ラテン語を母語として成立した諸言語
第三五節 今まで行なってきた考察の回顧
     純粋に法則に適った形式からは逸脱している諸言語について
第三六節 それほど完全とは言えない言語構造の持つ性質とこのような構造の起源
第三七節 〔標題なし 前節の続き〕
第三八節 〔標題なし 前節の続き〕

序文──アレキサンダー・フォン・フンボルト
    訳注

付録 フンボルトの日本語研究──亀山健吉
あとがき
資料 サンスクリット、ジャワ語、マレー語、ビルマ語等のラテン文字による表記法


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