大学出版部協会

 

 ミシェル・アンリと木村敏のクロスオーバー生の現象学とは何か

生の現象学とは何か ミシェル・アンリと木村敏のクロスオーバー

A5判 342ページ 並製
定価:3,700円+税
ISBN978-4-588-15100-2 C1010
奥付の初版発行年月:2019年02月 / 発売日:2019年02月下旬

内容紹介

フランス現象学の革新者ミシェル・アンリと、現象学的精神病理学を打ち立てた木村敏。〈生の現象学〉をキーワードに重なり合う二人の思想と問題意識を、フッサール現象学との比較や、精神医学における臨床例の考察を通じて浮き彫りにし、二人がとらえた世界の有り様を明らかにする。感覚、時間、身体、自己といった歴史的論点をときほぐし、現代における人間の危機を再考する、まったく新しい現象学入門。

著者プロフィール

川瀬 雅也(カワセ マサヤ)

1968年生まれ。立命館大学大学院博士課程後期課程修了、博士(文学)。パリ第十大学D.E.A.取得。現在、島根大学教育学部教授。著書に『経験のアルケオロジー──現象学と生命の哲学』(勁草書房、2010年)、訳書にリシール『身体──内面性についての試論』(共訳、ナカニシヤ出版、2001年)、オーディ『ミシェル・アンリ──生の現象学入門』(勁草書房、2012年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに
第I部 現象学から生の現象学へ
 第一章 現象学誕生の背景──学問の危機
 第二章 現象学の根本構造
 第三章 生の現象学の必要性──離人症とアクチュアリティ(木村敏)
第II部 生の現象学の水平軸
 第四章 ロゴスとしての知覚
 第五章 知覚の本質・感情の本質(アンリ)
 第六章 感情的な世界としての「生の世界」(アンリ)
 第七章 手ごたえと共通感覚(木村敏)
 第八章 努力する身体・抵抗する世界(アンリ)
 第九章 中動態としての自己(アンリ&木村敏)
第III部 生の現象学の垂直軸
 第一〇章 「反復的な時間」の構造
 第一一章 「みずから」と「おのずから」/ビオスとゾーエー(木村敏)
 第一二章 自己と絶対的〈生〉(アンリ)
 第一三章 他者関係・共同体と同時性(木村敏&アンリ)
 第一四章 生の危機と救済(アンリ)
 第一五章 精神病という危機──「死」と「絶対の他」の体験(木村敏)

  注
  あとがき


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。