大学出版部協会

 

③日本の鳥類編

はじめてのフィールドワーク
③日本の鳥類編

B6判 528ページ 並製
定価:2,700円+税
ISBN978-4-486-02165-0 C1345
奥付の初版発行年月:2018年09月 / 発売日:2018年10月上旬

内容紹介

若手研究者のフィールドワークを紹介するシリーズの第3弾。北は北海道から南は沖縄まで日本各地のフィールドで鳥を対象として活動する若手研究者14名が、鳥ならではの調査・研究の難しさや醍醐味を交えながら紹介する。

著者プロフィール

武田 浩平(タケダ コウヘイ)

総合研究大学院大学 特別研究員

風間 健太郎(カザマ ケンタロウ)

北海道大学水産科学院 博士研究員

森口 紗千子(モリグチ サチコ)

日本獣医生命科学大学P.D.

高橋 雅雄(タカハシ マサオ)

弘前大学農学生命科学部P.D.

加藤 貴大(カトウ タカヒロ)

総合研究大学院大学 研究員

長谷川 克(ハセガワ マサル)

総合研究大学院大学 特別研究員

安藤 温子(アンドウ ハルコ)

国立研究開発法人国立環境研究所 研究員

山本 誉士(ヤマモト タカシ)

統計数理研究所 特任研究員

小林 篤(コバヤシ アツシ)

東邦大学理学部生物学科地理生態学研究室 研究員

岡久 雄二(オカヒサ ユウジ)

環境省佐渡自然保護官事務所 希少種保護増殖等専門員

武田 広子(タケダ ヒロコ)

豊岡市立コウノトリ文化館 自然解説員

黒田 聖子(クロダ セイコ)

清心中学校・清心女子高等学校教員

松井 晋(マツイ シン)

東海大学生物学部生物学科 講師

堀江 明香(ホリエ サヤカ)

大阪市立自然史博物館 外来研究員

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに 北村 亘

1 ツルの舞が語りはじめてくれたこと 武田浩平
きっかけは双眼鏡と読書/偶然と必然に導かれて―研究室と対象/釧路に降りる―初めの一年間/ダンスの収集/鶴のおとなたちは皆踊る―不可思議な謎/結果と反響/物語はまだ始まったばかり
コラム 鶴のいる情景を見守る―市民調査の勧め

2 利尻島でのウミネコ調査 風間健太郎

3 渡り鳥を追いかけて ―マガンの中継地利用調査 森口紗千子
きかっけ/鳥の先生がいない/マガン研究への誘い/宮島沼へ/脂肪蓄積の指標作り/捕獲/指標の検証/季節による渡りのちがい/博士号取得、それから/再び鳥類研究へ
コラム フィールドでの地域貢献
農業の変化により、マガンは害鳥に/食害対策あれこれ/地域貢献のさまざまなかたち

4 恐い鳥と幻の鳥 高橋雅雄
きっかけは野鳥クラブ/初めての研究対象チゴハヤブサ/大学進学と研究テーマ/水田の恐鳥ケリ/恐鳥を捕まえられるか/心機一転の博士課程進学/幻の鳥オオセッカ/幻の鳥との暮らし/幻の鳥を捕まえる/幻の鳥を観察する/幻の鳥を数える/幻の鳥の未来
コラム:オオセッカの巣の動画撮影

5 スズメの研究―意外と知られていない身近な鳥の生態 加藤貴大
はじめに/フィールドとしての都市部―スズメプロジェクト/スズメの巣探し―フィールドワーカーは不審者?/電柱に巣食うスズメ―ヒトがスズメに巣場所を提供している?/新潟県大潟村での調査―やはりスズメ/フィールドとしての大潟村―フィールドワークの成果はフィールドの質で決まる?/びっくり箱―巣箱と使ったフィールドワーク/オスは死にやすい―スズメの未孵化卵の謎/秋田弁の壁―老人と「なまはげ」/フィールドワーカーとフィールドの人々の利害関係/フィールドワーカーの「隠す」行動/最後に
コラム スズメ捕獲記―スズメvs私
 
6 街のツバメで進化を調べる 長谷川 克
ツバメという鳥/「性選択」による進化/街なかでの調査/夜の調査/街なかのツバメの特性と予想外の結果/繁殖が早いオス、遅いオス/なわばりとオスの見た目/可愛さという魅力/まとめ
コラム 目的にあった対象種を選ぶ

7 絶海の孤島に通いつめた日々 安藤温子
研究を始めたきっかけ/はじめての小笠原/幻のハト/毎月の小笠原通い/島々と飛び回るハト
コラム 小笠原諸島でフィールドワークの裏側

8 バイオロギング海鳥学 山本誉士
オオミズナギドリとの出会い/はじめてのフィールドワーク/無人島でのフィールドワーク/海外での海鳥調査/仮説検証型とデータ先行型/フィールドワーク事始/こだわらないというこだわり
コラム フィールドワークとコミュニケーション能力


9 雲上で神の鳥を追う 小林 篤
日の出との勝負/ライチョウとの出会いまで/ライチョウとは/日本に生息するライチョウの特徴/高山での調査が始まる/山小屋での生活/季節によって変わるライチョウの食性/進学という選択/新たな研究テーマ/調査員、土木作業員そして飼育員/日本の高山は美しい/おわりに
コラム 春山調査における装備について

10 鳥博士のキビタキ暮らし 岡久雄二
幼少期/夢中ですごした学生時代/キビタキとの出会いと直面した困難/繁殖地での生活/キビタキの生態/キビタキの羽の色の不思議/これからの研究
コラム 野外調査の安全管理

11 コウノトリが運んだ“つながり” 武田広子
野鳥との出会い/コウノトリとの出会い/豊岡でのコウノトリ野外調査―採食行動の観察/コウノトリ野外調査から、コウノトリ飼育員へ/スウェーデンでシュバシコウ飼育/再び、豊岡のコウノトリ/おわりに
コラム  コウノトリの野外調査に必要なもの

12 ブッポウソウ 黒田聖子

13 南の島に移り住んだモズの生活を追う 松井 晋
鳥類に興味をもったきっかけ/大学院の研究生活/亜熱帯に定着したモズを追って/モズの繁殖生態を調べる/南大東島でのフィールドワークをとおして
コラム 鳥マラリア感染症の検査

14 白いアイリングの中を覗け―亜熱帯の森にメジロを追った十年間 堀江明香
蛙の子は蛙か/外れ値の父と母をもつと…/海想/メジロ屋人生のはじまり/かばかりの 調査となりし 四年坊/南の島と初夢/うふあがりじま/孤島のメジロの気持ちを探る/子育ての鍵は父親だった/おわりに
コラム 巣探し職人への道


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