大学出版部協会

 

 調査設計と統計解析カメラトラップによる野生生物調査入門

カメラトラップによる野生生物調査入門 調査設計と統計解析

A5判 356ページ 並製
定価:4,300円+税
ISBN978-4-486-02159-9 C3045
奥付の初版発行年月:2018年09月 / 発売日:2018年10月上旬

内容紹介

本書はSpringerから2011年に刊行された『Camera Traps in Animal Ecology』の邦訳である。これまでもカメラを用いた野生動物の調査は行われてきたが、自動撮影カメラの価格が低下し、インターネット経由で容易に購入できるようになったことから、日本でも近年急速に利用者が増加している。しかし、自動撮影カメラから得られるデータの解析方法について解説した和文の書籍は、訳者らが把握してるかぎりこれまで存在しなかった。本書は自動撮影カメラが手軽に入手可能となった現在、必要なデータの適切な解析方法を解説する。

著者プロフィール

飯島 勇人(イイジマ ハヤト)

森林総合研究所野生動物研究領域主任研究員

中島 啓裕(ナカシマ ヨシヒロ)

日本大学生物資源科学部専任講師

安藤 正規(アンドウ マサキ)

岐阜大学応用生物科学部准教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

日本語版への序文/まえがき/訳者まえがき

第1章 はじめに
カメラトラップ調査の進化 他

第2章 カメラトラップの歴史
初期の発展/近代/森林性の肉食動物/利用方法の拡張

第3章 生態学研究におけるカメラトラップのタイプと特徴の評価―調査者向けの手引き―
野外におけるカメラトラップの長所と問題:レビュー/カメラトラップのタイプ/機能とトレードオフ

第4章 科学、保全、そしてカメラトラップ

第5章 行動と活動パターン
動物の行動および活動を研究するための伝統的な手法/利点と可能性/事例研究/将来の応用

第6章 個体数、密度、相対個体数 ―概念的な枠組み―
個体数の推定/密度の推定/相対個体数指数

第7章 カメラトラップデータによるトラの個体数の推定―野外調査と解析に関する事項―
装備と野外調査/調査設計上で考慮すべきこと/データ解析

第8章 個体数/密度の事例研究―アメリカ大陸のジャガー―

第9章 長期カメラトラップデータに基づいたトラ個体群の個体群動態
モニタリング上の問題に関連する行動および個体群動態/個体群識別と齢:性別クラスの割り当て/データ分析の問題/個体群動態/個体群動態の推定におけるデータの利用

第10章 トラップ群から密度を推定するための階層空間捕獲再捕獲モデル
背景/モデルの定式化/モデルの解析/開放系における個体群動態


第11章 占有と占有動態に関する推論
動物生態学における占有/モデルの枠組み、仮定、そして解析オプション/占有モデルのための研究デザイン/占有解析の結果の提示に関する提案/占有推定:モデルの拡張/最近の進展

第12章 種数と群集動態:概念的な枠組み
単一サイトに対する推論/複数サイトについての推論/デザインの検討

第13章 カメラトラップを用いた大型脊椎動物の種数の推定―インドネシアの熱帯雨林の事例―
カメラトラップと種リスト/種数の推定とモニタリング

第14章 動物生態学と保全におけるカメラトラップ―今後の動向―
カメラトラップデータの使用/機器と写真データ/統計的推論手法

索引


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。