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アジアの熱帯生態学

アジアの熱帯生態学

B5判 292ページ 並製
定価:3,800円+税
ISBN978-4-486-01891-9 C3045
奥付の初版発行年月:2013年07月 / 発売日:2013年07月中旬
発行:東海大学出版会  
発売:東海大学出版会
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在庫あり

内容紹介

リチャード T.コーレット著の『The Ecology of Tropical East Asia』の翻訳書。熱帯東アジア地域の最新の生態学研究をレビュー。分野は歴史、環境、動植物の生態ほか。熱帯林生態学の基礎知識を学ぶのに最適。


目次

序文 iii
日本語版への序文

1章 環境史
1.1 なぜ、熱帯東アジアなのか?
1.2 生態学的な説明と歴史的な説明
1.3 プレートテクトニクスと熱帯東アジアの起源
1.4 海水準変動
1.5 気候と植生の変化
1.6 地球外天体の衝突、火山およびその他の自然のカタストロフ
1.7 初期の人類
1.8 現生人類の到着
1.9 農耕の伝播
1.10 狩猟
1.11 火入れ
1.12 都市化

2章 自然地理学
2.1 はじめに
2.2 気象と気候
 2.2.1 気温
 2.2.2 斜面の角度や方位
 2.2.3 降水量
 2.2.4 雲霧由来の水
 2.2.5 降水量の年変動
 2.2.6 雪と氷
 2.2.7 風 
 2.2.8 雷
2.3 火災
2.4 土壌
 2.4.1 土壌の分類
 2.4.2 地滑りや土壌浸食
2.5 植生
 2.5.1 低地植生
    熱帯雨林/熱帯季節林/熱帯落葉樹林/亜熱帯常緑広葉樹林/特殊な土壌型に成立す    る森林/二次林/択伐林/竹林/サバンナと草原/低木林と密生林/海兵植生/プラ    ンテーション/アグロフォレストリー/その他の陸地作物類
 2.5.2 山地植生
 2.5.3 湿地帯
    マングローブ林/汽水湿地林/淡水湿地林/泥炭湿地林/草本湿原/水田
 2.5.4 都市植生
2.6 植物のフェノロジー
 2.6.1 葉のフェノロジー
 2.6.2 繁殖フェノロジー
    タケ類およびイセハナビ属/低地フタバガキ林における一斉開花/季節性気候帯にお    ける繁殖フェノロジー/イチジク類

3章 生物地理学
3.1 はじめに
3.2 生物地理区間の相違
3.3 熱帯東アジアとオーストラリア区の間の生物相の違い
3.4 熱帯東アジアと旧北区の間の生物相の違い
3.5 熱帯東アジアの生物相における生物地理学的要素
3.6 熱帯東アジアにはどのくらい多くの種が存在するのだろうか?
3.7 熱帯東アジア内の多様性パターン
3.8 熱帯東アジアの細分化
3.9 島の生物地理学
 3.9.1 スンダ陸棚の大陸島
 3.9.2 海南島と台湾島  
 3.9.3 琉球(南西)諸島
 3.9.4 小笠原諸島
 3.9.5 パラオ諸島
 3.9.6 クラカタウ諸島
 3.9.7 アンダマン諸島とニコバル諸島
 3.9.8 スマトラ西海岸沖の島々
 3.9.9 フィリピン諸島
 3.9.10 スラウェシ島
 3.9.11 サンギヘ諸島とタラウド諸島
 3.9.12 小スンダ列島
 3.9.13 マルク諸島

4章 植物の生態  種子からはじまって種子にもどるまで
4.1 はじめに
4.2 調査地
4.3 樹木 種子からはじまって種子にもどるまで
 4.3.1 送粉・受粉 
    ハナバチ類とその他のハチ類/他の昆虫/脊椎動物
 4.3.2 種子散布
    鳥類/コウモリ類/霊長類/食肉類/陸上の植食者/齧歯類/アリ類/人間
 4.3.3 花粉と種子による遺伝子流動
 4.3.4 種子捕食と種子病原菌
 4.3.5 発芽と実生の定着
 4.3.6 実生ステージ
 4.3.7 稚樹から成木ステージ
 4.3.8 萌芽
4.4 樹木以外の生活型
 4.4.1 つる植物
 4.4.2 林床草本
 4.4.3 着生植物
 4.4.4 半着生植物と絞め殺し植物
4.5 熱帯林における種多様性の維持
4.6 植林遷移
4.7 系統と群集集合

5章 動物の生態  食物と採餌
5.1 はじめに
5.2 植食者
 5.2.1 葉食者
 5.2.2 新芽・樹皮・材食者
 5.2.3 根食者
 5.2.4 樹液食者
 5.2.5 潜在的な植食者としてのアリ類
 5.2.6 虫こぶ形成者
 5.2.7 訪花者
 5.2.8 果実食者
 5.2.9 種子食者
5.3 腐植食者
5.4 肉食者
 5.4.1 無脊椎動物食者
 5.4.2 脊椎動物食者
5.5 寄生者と捕食寄生者
5.6 雑食者
5.7 腐肉食者
5.8 糞食者

6章 エネルギーと栄養塩類
6.1 はじめに
6.2 エネルギーと炭素
 6.2.1 一次生産
 6.2.2 バイオマス
 6.2.3 純生態系生産と純生態系二酸化炭素交換
6.3 その他の栄養塩類
 6.3.1 窒素
 6.3.2 リン 
6.3.3 必須の陽イオン類
6.3.4 微量元素
6.3.5 アルミニウム・マンガン・水素
6.4 今後必要な研究

7章 生物多様性への脅威
7.1 はじめに
7.2 数値を信用してはいけない!
7.3 究極要因
 7.3.1 人口の増加
 7.3.2 貧困
 7.3.3 汚職
 7.3.4 グローバル化
7.4 生物多様性に対するおもな脅威
 7.4.1 ハビタットの消失
 7.4.2 森林減少
 7.4.3 森林の断片化
 7.4.4 採鉱
 7.4.5 都市化
 7.4.6 森林伐採
 7.4.7 非木材林産物の採集
 7.4.8 狩猟
 7.4.9 火災
 7.4.10 侵略的外来種
 7.4.11 野生動物や人、植物の病気
 7.5.12 大気汚染と富栄養化
 7.4.13 気候変動
7.5 絶滅の予測
7.6 人工衛星と潜在的な脅威

8章 保全  すべてのピースを守るために
8.1 はじめに
8.2 誰がどのように負担すべきか?
 8.2.1 誰が負担すべきか?
 8.2.2 環境サービスに対する支払い
 8.2.3 カーボンオフセット
 8.2.4 生物多様性オフセット
 8.2.5 ツーリズム
 8.2.6 自発的な保全策
 8.2.7 認証
 8.2.8 NGOの役割
8.3 何を保全すべきか?
 8.3.1 保全計画における代用性
 8.3.2 優先順位の設定
8.4 保護区
 8.4.1 保護区の新設
 8.4.2 既存の保護区での保全状態の改善
 8.4.3 地域社会参加型の保全
 8.4.4 保護地域・開発統合プロジェクト
8.5 持続的な利用
 8.5.1 森林伐採と非木材林産物の採取
 8.5.2 狩猟
 8.5.3 商取引の規制
8.6 保護区外のハビタットの管理
8.7 その他の脅威の管理
 8.7.1 火災の管理
 8.7.1 火災の管理
 8.7.2 外来種の管理
 8.7.3 気候変動の影響の緩和
 8.7.4 バイオ燃料
 8.7.5 大気汚染
8.8 生息地外保全
8.9 生態的復元と再導入
 8.9.1 森林の復元
 8.9.2 種の再導入
8.10 保全のリーケージ
8.11 教育
8.12 保全は機能するか?
8.13 熱帯東アジアの生物多様性保全を進めるために

引用文献
訳者あとがき
索引


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