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詩論のための試論

詩論のための試論

四六判 264ページ 上製
定価:3,200円+税
ISBN978-4-472-30307-4 C0095
奥付の初版発行年月:2016年03月 / 発売日:2016年03月下旬

内容紹介

詩の本質に近づこうとする10の掌篇「詩論のための試論」のほか、書き下ろし「「詩」と「声」」などのエッセイ、那珂太郎、飯島耕一、田村隆一、高橋睦郎らの詩を読み解く論文など、詩人・高柳誠の散文を集めた一冊。現実と非現実のあいだを彷徨い、詩と散文を行き交い、「ことば」を考察する。15篇を収録。

著者プロフィール

高柳 誠(タカヤナギ マコト)

詩人。玉川大学リベラルアーツ学部教授。1950年生まれ。同志社大学文学部国文学専攻卒業。1980年に第一詩集『アリスランド』(沖積舎)を刊行後、第二詩集『卵宇宙/水晶宮/博物誌』(1982年、湯川書房)でH氏賞、『都市の肖像』(1988年、書肆山田)で高見順賞、詩画集三部作『月光の遠近法』『触感の解析学』『星間の採譜術』(1997年、書肆山田)で藤村記念歴程賞を受賞。その他の詩集に『綾取り人』(湯川書房)、『樹的世界』(思潮社)、『塔』『夢々忘るる勿れ』『半裸の幼児』『光うち震える岸へ』『大地の貌、火の声/星辰の歌、血の闇』(書肆山田)、評論に『リーメンシュナイダー 中世最後の彫刻家』(五柳書院)など。1996年以降、ドイツ各都市で朗読会を開催。2016年には『高柳誠 詩集成 Ⅰ』(書肆山田)を刊行。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

Ⅰ 詩とポエジー

詩の淵源を
詩論のための試論
装置としての詩
未知なる「ことば」を求めて
「詩」と「声」

現実の向こう側に
詩と版画のあいだ──印刷=書物を父とする異母兄弟
神話的世界へのノスタルジア
都市の裡の廃墟と闇

Ⅱ 詩と詩人

「空無」の形象化──那珂太郎論
廃墟の〈空〉からの出発──飯島耕一『他人の空』『わが母音』論
〈家族の肖像〉の推移──清水昶論

内部が覆されるような衝撃──田村隆一「腐刻画」
個を超えた神話的時間──高橋睦郎『鍵束』『兎の庭』
ことばの湧き出る迷宮──時里二郎『翅の伝記』


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