講座日本美術史
講座日本美術史6 美術を支えるもの
木下 直之:編
A5判 368ページ
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-13-084086-6(4-13-084086-X) C337
奥付の初版発行年月:2005年04月
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-13-084086-6(4-13-084086-X) C337
奥付の初版発行年月:2005年04月
内容紹介
「美術」はどのように生まれ,扱われ,後世に語り伝えられていくのか.「美術」という価値を与えられたさまざまな物の側から,それらをとりまく仕組みを考えていく.美術史,美術館,国宝……美術にかかわる「もの」を捉え直す新たな視点を提示.
講座 日本美術史【全6巻】
目次
序(木下直之)
第1章 美術を生み出す
明治維新と名古屋城——金鯱・御殿障壁画・天守の行方(木下直之)
美術の「近代」と美術家の「行為」(五十殿利治)
都の事件——「年中行事絵巻」・「伴大納言絵巻」・「病草紙」(佐藤康宏)
第2章 美術を扱う
壁画とタブロー——1900-1940年代(蔵屋美香)
戦争と美術コレクション——そこにあってはならないもの(平瀬礼太)
メディアとしての版画——近代版画揺籃期の考察(岩切信一郎)
美術における政治表現と性表現の限界(北澤憲昭)
第3章 美術を語る
平等院鳳凰堂阿弥陀如来像の近代(武笠 朗)
江戸の古画趣味と日本の美術史学——宗達「平家納経」補修説と牧谿伝根本資料『松斎梅譜』の出現をめぐって(玉蟲敏子)
黒田清輝と西洋美術教育(三浦 篤)