学校・職安と労働市場 戦後新規学卒市場の制度化過程
A5判 312ページ
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-056200-3(4-13-056200-2) C303
奥付の初版発行年月:2000年02月
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-056200-3(4-13-056200-2) C303
奥付の初版発行年月:2000年02月
内容紹介
戦後あらたに発足した新制中学の卒業者は,農村から都市へと大量に移動し,勤勉な雇用者,「金の卵」となって日本の高度経済成長を支えた.その就職と労働市場への参入は,どのようなメカニズムの下におこなわれたのであろうか.学校と職安という制度が生徒と仕事のマッチングに果たした役割に注目し,職業安定行政がもっともその真価を発揮した1950-60年代を中心に,新規学卒者の就職が制度化されていった過程を追究する.
目次
1章 問題の提起と本研究の射程(苅谷剛彦)
2章 学校・職安・地域間移動(苅谷剛彦)
3章 職業安定行政の展開と広域紹介(菅山真次・西村幸満)
4章 中卒者就職のミクロなメカニズム(石田 浩)
5章 女子中卒労働市場の制度化(石田 浩・村尾祐美子)
6章 中卒者から高卒者へ(菅山真次)
7章 結論(菅山真次・石田 浩・苅谷剛彦)