20世紀ドイツ資本主義
A5判 744ページ
価格：16,500円 (消費税：1,500円)
ISBN978-4-13-046063-7(4-13-046063-3) C303
奥付の初版発行年月：1999年10月
価格：16,500円 (消費税：1,500円)
ISBN978-4-13-046063-7(4-13-046063-3) C303
奥付の初版発行年月：1999年10月
内容紹介
「国際定位」と「大企業体制」という二つの分析視角を中心に据え，20世紀におけるドイツ資本主義の歴史的変遷を問い直す試み．世界経済体制との関わり，大企業間関係，対政府関係，など，多様な相互連関が織りなすさまに細心の注意を向け，その全体像に迫る．
目次
序視角と課題
I 西方指向と大企業体制の再編成：1920年代
1 西方指向：再建金本位制下の金融政策
2 大企業体制の再編成：産業合理化
3 大企業の国際戦略：ドイツ鉄鋼業と国際鉄鋼カルテル
II 東方指向と大企業体制の再建：1930年代
1 西方指向の挫折：再建金本位制の崩壊
2 東方指向の開始：中東ヨーロッパ金融恐慌
3 景気回復と戦争経済
4 大企業体制の危機と再建：鉄鋼業のケース
5 東方指向：「広域経済圏」の構造
III 西方指向への回帰と大企業体制の学習：1950／60年代
1 西方指向への回帰：高度経済成長への条件
2 大企業体制の学習：生産性向上運動
IV 大企業体制の変容と西方指向の継続：1970／80年代
1 低成長への転換
2 大企業体制の変容
3 西方指向の継続：統一ドイツとヨーロッパ統合