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 制度派環境経済学からみた水政策改革緑の水利権

武蔵野大学シリーズ
緑の水利権 制度派環境経済学からみた水政策改革

A5判 306ページ 並製
定価:2,500円+税
ISBN978-4-903281-19-3 C3033
奥付の初版発行年月:2011年01月 / 発売日:2011年02月上旬

内容紹介

農業用水としての過剰利用から干上がったアラル海の衛星写真は、世界の人々に大きな衝撃をもたらした。地球が干上がれば生命は維持できない。水資源を利用する権利も、地球環境の維持という視点でみた水政策の対象となる。米・オレゴン州と英国の水政策の事例を、具体的資料やデータをもとに検討し、水利権のグリーン化を考える。

出版部から一言

水と環境というと水質汚染の問題が注目されがちだが、本書ではアラル海や信濃川の例など、過剰な取水により干上がる事態を未然に防ぐための水政策に注目する。取水量と使用後の河川等への還元量などのデータを細かく検証して、環境、経済、法律の視点で新しい水政策を考える研究。環境保護活動家、国や都道府県の河川政策担当部署関係者や政策担当者におすすめしたい。巻末資料として水利権や流量に関する多くの具体的データを紹介している。

著者プロフィール

野田 浩二(ノダ コウジ)

1976年神奈川県生まれ。一橋大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。現在、武蔵野大学環境学部講師。
主要業績:『自動車リサイクル―静脈産業の現状と未来』(分担執筆)東洋経済新報社、2004年。「水資源利用制度の権利構造分析―オレゴン州を事例に」『財政と公共政策』28(1)、2006年。『持続可能性の経済学を学ぶ:経済学に多元主義を求めて』(共訳)、出版研、2010年。「水利権制度の近代化と英国1963年水資源法」『水利科学』313、2010年

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章  世界の水問題と水利権制度改革の重要性
第1章 制度派環境経済学の基礎理論
第2章 権利創設による環境用水の保護―オレゴン州流水権制度の特徴と意義
第3章 権利証書からみたオレゴン州流水権制度の実態
第4章 英国における近代的水利権制度の確立―静寂のなかの制度改革
第5章 英国水利権制度のグリーン化―2003年水法の意義と特徴
終章  「緑の水利権」の確立を求めて


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