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造形ワークショップの広がり

造形ワークショップの広がり

A5判 264ページ 並製
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-901631-98-3 C3037
奥付の初版発行年月:2011年03月 / 発売日:2011年03月下旬

内容紹介

1998年、介護等体験法の施行により教職免許取得には介護施設での実習が課されることになった。武蔵野美術大学では、小平市の6施設での実習の際に、各施設の協力を得て、学生自身の企画による造形ワークショップを実践、「美術と福祉プログラム」を展開している。
そもそも、評価をともなう教育の現場において、ワークショップ形式を取り入れることはできるのか? 1980年代、はやくも美術館でワークショップ活動をおこなっている本学出身の学芸員による特別講義など、教職課程では「美大出身者だからこそできること」を学生が模索する機会を多く設けている。
本書では、教職課程における造形ワークショップの試みを大きく広げ、美術館学芸員、美術教育に携わる教員、子どものための施設や介護施設で活動するデザイナー、アーティスト等が、それぞれのワークショップを通して「美術と社会」を追求する。


目次

第1章 造形ワークショップの担い手とは
(高橋陽一 武蔵野美術大学教授)
第2章 ファシリテーションの実際
(齋 正弘 宮城県美術館学芸員)
第3章 世田谷美術館のワークショップ
(髙橋直裕 世田谷美術館学芸員)
第4章 目黒区美術館のワークショップ
(降旗千賀子 目黒区美術館学芸員)
第5章 こどもの城の造形スタジオのワークショップ
(有福一昭 こどもの城事業部長)
第6章 ギャラリートムの活動
(岩崎 清)
第7章 だれでもアートワークショップ
(杉山貴洋 白梅学園大学准教授)
第8章 造形ワークショップの日常性と継続性
(川本雅子 武蔵野美術大学非常勤講師)
第9章 旅するムサビ
(三澤一実 武蔵野美術大学教授)
第10章 美術教員のファシリテーション能力
(葉山 登 川村学園大学准教授)
第11章 地域社会とワークショップ
(齋藤啓子 武蔵野美術大学教授)
第12章 美術作品の展示とその受容にみる相互注意
(赤塚祐二 武蔵野美術大学教授)
第13章 美術と社会
(長沢秀之 武蔵野美術大学教授)

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