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 母なるイエス遠藤周作論

遠藤周作論 母なるイエス

四六判 288ページ 上製
定価:2,800円+税
ISBN978-4-88125-217-8 C3095
奥付の初版発行年月:2009年02月 / 発売日:2009年02月上旬

内容紹介

遠藤文学が結晶させた「母なるイエス」には、西洋と日本、一神と汎神といったものが複雑に投影している。著者は遠藤の西洋体験を軸にイエス像について考察し、「母性=母なるもの」の系譜を探っていく。

著者プロフィール

辛 承姫(シン スンヒ(Shin Seunghee))

1970年 韓国生まれ 法政大学文学部日本文学科卒業 専修大学大学院文学研究科博士後期課程(日本語日本文学)修了。
現在,専修大学人文科学研究所特別研究員。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章
第1章 はるかなヨーロッパに向かって
  1節 「白」に表象されるヨーロッパのキリスト教――「アデンまで」
  2節 フランス留学と戦後体験――『青い小さな葡萄』
第2章 西欧との対決――『留学』
  1節 ヨーロッパの夢を背負った戦後初の留学生
  2節 背教者荒木トマスの造型
  3節 〈ヨーロッパ〉というキリスト教との戦い
第3章 〈母なるもの〉に託された日本のイエス――『沈黙』
  1節 「父の宗教」から「母の宗教」への転換
  2節 「神の沈黙」が語るものは何か
  3節 切支丹物における〈弱者〉の系譜
第4章 〈母なるもの〉の系譜
  1節 見出された〈母なるイエス〉――「男と九官鳥」
  2節 〈私のイエス像〉への具現――「私のもの」
  3節 〈母性〉の原像――「母なるもの」


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