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 「狂気」と「救済」を軸にして大江健三郎論

大江健三郎論 「狂気」と「救済」を軸にして

A5判 242ページ 並製
定価:2,600円+税
ISBN978-4-88125-188-1 C3095
奥付の初版発行年月:2007年02月

内容紹介

初期作品から執筆を中断するまでの主要な小説・エッセイを読み解き、それらを究極的に貫き絡みあう「狂気」と「救済」の主題について緊密に探求する。死や苦しみを人間はどう乗り越えるのかという作者の問いを誠実に見つめた好著。

著者プロフィール

クラウプロトック ウォララック(クラウプロトック,ウォララック (Woraluck Klawploadtook))

1973年生まれ。
1995年 シラパコン大学(タイ)英語学科卒業。
1998年 東京学芸大学研究生(国費留学生)
2001年 東京学芸大学博士前期課程教育学研究科日本語日本文学修了。
2006年 専修大学博士後期課程文学研究科日本語日本文学修了。
現在 タマサート大学(タイ)日本語日本文学の専任講師。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 ― 「狂気」と「救済」を論じるにあたって
第1章 時代の病 ― 戦争時代から核時代へ
 第1節 『芽むしり仔撃ち』論 ― 「人殺しの時代,狂気の時代」をめぐって
 第2節 核時代の狂気 ― 『ヒロシマ・ノート』を中心に
第2章 心の病 ― 内的な狂気
 第1節 幻視者の系列 ― 『鳥』『共同生活』『空の怪物アグイー』
 第2節 『万延元年のフットボール』論 ― 蜜三郎と鷹四の時間意識について
 第3節 『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』論 ― 狂気の諸相と未来の可能性へ
第3章 個人的な救済
 第1節 『個人的な体験』論 ― 自己救済をめぐって
 第2節 『新しい人よ眼ざめよ』 ― 自己救済の物語の完結
第4章 三部作『燃えあがる緑の木』論 ― 人類救済の物語の完結
 第1節 「救い主」の新しいギー兄さんの物語
 第2節 「両性具有者」としてのサッチャンの物語
 第3節 「燃えあがる緑の木」の教会物語
終章


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