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 現代を根源的に考える人と時代と経済学

人と時代と経済学 現代を根源的に考える

四六判 320ページ 並製
定価:2,400円+税
ISBN978-4-88125-166-9(4-88125-166-X) C1033
奥付の初版発行年月:2005年12月

内容紹介

独自の思想と時代認識に立った著名な経済学者6人を取り上げて、現代を考える上での問題や視座を考察する。アダム・スミス時代、マルクス原蓄論、ウエーバーの苦悩、ケインズがやったこと、ポランニー「生の充足」論、ハイエクの新自由主義。

著者プロフィール

原田 博夫(ハラダ ヒロオ)

1948年生まれ 慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
[現職]専修大学経済学部教授
「地方自治の公共選択」『入門公共選択(改訂版)』三嶺書房,1999;勁草書房,2005。「地域経済と財政構造」『現代財政のフロンティア』東洋経済新報社,1992。他

酒井 進(サカイ ススム)

1947年生まれ 東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
[現職]専修大学経済学部長・教授
『時代と学門 ― 内田義彦著作集補巻』(編著)岩波書店,2002。「ある織元の生涯と著作 ― 評伝ウィリアム・テンプル1・2・3」『専修経済学論集』39巻3号,2005;40巻1号,2005;40巻2号,2005。他

内田 弘(ウチダ ヒロシ)

1939年生まれ 横浜国立大学経済学部専攻科修了 博士(経済学・専修大学)
[現職]専修大学経済学部教授
『経済学批判要綱の研究』新評論,1982;「新版」お茶の水書房,2005。"Marx for the 21st Century", ed., Routledge, 2005.他

八林 秀一(ヤツバヤシ シュウイチ)

1946年生まれ 東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
[現職]専修大学経済学部教授
『20世紀ドイツの光と影』(共著)芦書房,2005。「ワイマール期ドイツ経済体制・経済政策史をめぐって ― 『ボルヒャルト論争』覚書」『土地制度史学』127号,1994。他

吉田 雅明(ヨシダ マサアキ)

1962年生まれ 京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学 博士(経済学・京都大学)
[現職]専修大学経済学部教授。
『ケインズ 歴史的時間から複雑系へ』日本経済評論社,1997。「マルチ・エージェント・ベースの経済学」『経済学の現在1』日本経済評論社,2004。他

内山 哲朗(ウチヤマ テツロウ)

1950年生まれ 一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学
[現職]専修大学経済学部教授
『労働者協同組合の新地平 ― 社会的経済の現代的再生』(共著) 日本経済評論社,1996。『社会的企業 ― 雇用・福祉のEUサードセクター』(共訳)日本経済評論社,2004。他

宮本 光晴(ミヤモト ミツハル)

1948年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学 博士(経済学・専修大学)
[現職]専修大学経済学部教授
『変貌する日本資本主義』ちくま新書,2000。『企業システムの経済学』新世社,2004;ハングル版 Hangulbooks Publisher 2005。他

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに  原田博夫

第1章 アダム・スミス 人と時代と経済学  酒井 進
 はじめに
 1 アダム・スミス小伝
 2 同感の倫理学
 3 『富国論』 ― パラダイムの転換 (1)
 4 『富国論』 ― パラダイムの転換 (2)
 5 新しい豊かさと人間に向けて

第2章 マルクスと21世紀 マルクス原蓄論の理論的射程  内田 弘
 1 マルクスとグローバリズム
 2 マルクス原蓄論と現代
 3 望月清司のマルクス原蓄論分析
 4 中国の土地所有と経済開発要素
 5 黒瀬論文における中国原蓄
 6 西口論文における「スモール・ワールド」論
 7 イギリス経済史における「スモール・ワールド」の事例
 8 『ドイツ・イデオロギー』の原蓄論

第3章 ウェーバーの苦悩 近代のアポリア  八林秀一
 1 イントロダクション
 2 「近代主義者」ウェーバーと「近代への懐疑」を抱いたウェーバー
 3 近代そのものへの懐疑
 4 ウェーバーの個人史から
 5 ウェーバーの研究活動から
 6 総力戦としての第一次世界大戦
 7 ウェーバーの「官僚制化」批判
 8 真の政治指導者
 9 将来展望

第4章 ケインズの盛衰と辺境からの反撃  吉田雅明
 1 マクロ経済学の事情
 2 『一般理論』形成史研究の事情
 3 ケインズが言ったこと vs. ケインズがやったこと
 4 ケインズがやったこと
 5 長期的にみればわれわれはみな死んでしまう!
 6 『貨幣改革論』から『貨幣論』へ
 7 『貨幣論』にはどんなこと書かれているのか
 8 『一般論』に向けて
 9 ケインズのやったことは結局どういうことなのか
10 ルーズに結合されたシステム
11 おわりに

第5章 ポランニーの「生の充足」論  内山哲朗
 はじめに
 Ⅰ K. ポランニーと現代
 Ⅱ 「社会と経済の関係」認識
 Ⅲ 社会的経済と<社会の自己創出>運動
 おわりに

第6章 ハイエクの新自由主義 その光と影  宮本光晴
 はじめに
 1 ハイエクをめぐる思想状況
 2 さまざまなリベラルの形
 3 自由とルール
 4 ハイエクの市場競争論
 5 二つの個人主義
 6 自由主義の課題


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