大学出版部協会

 

 創世記を読む異教徒ローマ人に語る聖書

学術選書046
異教徒ローマ人に語る聖書 創世記を読む

四六判 350ページ 並製
定価:1,800円+税
ISBN978-4-87698-846-4 C1314
奥付の初版発行年月:2009年12月 / 発売日:2009年12月上旬

内容紹介

わが国におけるユダヤ教・キリスト教研究の第一人者が,イエスの同時代人のヨセフスが書き残した『ユダヤ古代誌』を随時参照しながら,軽妙な語り口で旧約聖書『創世記』を紹介する.随所に図版を織りまぜながら,天地創造,人類の誕生と堕落,等々について大胆に解釈することで,聖書の文字に隠された真意が見事にあぶり出される.

著者プロフィール

秦 剛平(ハタ ゴウヘイ)

1942年生まれ.国際基督教大学,京部大学大学院修士課程修了後,博士課程へ進学,後退学,ドロプシー大学大学院(フルブライト,1970-75年),ペンシルバニア大学上級研究員(1989-90年),オックスフォード大学客員教授(1999-2000年).現在,多摩美術大学教授(1984年以降),同大学新図書館館長.専攻はヘレニズム・ローマ時代のユダヤ教.

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに



第1章……ヨセフスとその生涯

イエスの同時代人ヨセフス

ヨセフス自身が語るその出自

ローマへの船旅

エルサレムに戻ってみると

ヨセフス、ガリラヤ方面に派遣される

ヨセフス、物書きとしてデビュー

ヨセフス、『ユダヤ古代誌』を著す



第2章……『ユダヤ古代誌』のはしがき



第3章……天地創造と人間の創造

神、天と地をつくる

神、人間をつくる

神、女をつくる

天地創造はいつのこと?

アダムとエバの着衣について

アダムとエバ、カインとアベルを儲ける

カイン、アベルを殺す——殺人とは何?

カイン、息子たちを儲ける——近親相姦の第一号

神の創造行為における大失態

カインとセツの系譜——悪徳と有徳と



第4章……人類の堕落・神の処罰と和解

子孫たちの腐敗堕落とノアの説教

神、洪水で人類を絶滅しようとする

ノアの巨船

洪水発生の時期は

洪水に言及する非ユダヤ人の物書きたち

ベーローソスの証言は重要

古代の人たちが長寿であった理由

バベルの塔と言葉の混乱



第5章……アブラハムとイサク物語

アブラムはどんな人か

アブラムは一神教の最初の理解者

アブラムについての異邦人たちの証言

アブラム、妻サラを伴ってエジプトへ行く

アブラム、エジプト人に教える

アブラム、ロトと別れる

アッシリア人、ソドムの土地に攻め込む

アブラム、ロトを救出する

アブラムの帰還とメルキセデク王の歓迎

主、アブラムに顕現し約束する

侍女ハガルとその子イシュマエル

イサクの誕生予告とアブラムの家族の割礼

アブラハムと三人のみ使い

ソドムとゴモラ

ゲラルでの椿事

イサクの誕生

アブラハム、イサクを犠牲として捧げようとする

犠牲の準備

息子イサクにたいするアブラハムの言葉

イサク救われ、神の祝福を受ける

アブラハム、ケトラと再婚する

アブラハム、イサクの嫁探しのために家僕をメソポタミアへ遣わす



第6章……エサウとヤコブ物語

リベカの出産

ヘブライ語創世記に見られる懸け言葉

ヨセフスが再話した部分と再話しなかった部分

エサウの結婚

老年のイサクの祝福

リベカの入れ知恵

ヤコブが道中見た夢

ヤコブ、ラバンの娘ラケルと出会う

ヤコブ、ラバンに奉仕する

ヤコブ、故郷へ帰ろうとする

ヤコブ、エサウに会う準備をする

ヤボクの浅瀬

ヤコブ、兄のエサウに会う

ラケルの死

ヨセフス、ルベンのスキャンダルには触れず

ヤコブの父、イサクの死



第7章……ヨセフ物語

ヨセフ、二つの夢を見る

兄たちの策略

エジプトへ売られたヨセフ

エジプトにおけるヨセフ——不倫を迫るポティファルの妻

ヨセフ、再度の誘いをうける

ヨセフ、投獄される

ヨセフ、ファラオの夢を解釈する

ヨセフの結婚と二人の息子たち

エジプト、饑饉に見舞われる

ヤコブの子ら、再びエジプトを訪問する

涙、涙の再会

ヤコブの息子たちの帰国と報告

エジプトへ下って行ったヤコブの一族

エジプトへ渡ったヤコブの子らの名

ヨセフと父ヤコブの再会

死期が近づくヤコブ

ヤコブの死とヨセフの死



結びに代えて

(附録)ヨセフスの使用した聖書について

あとがき



参考文献

索引

図版一覧


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。