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 帝国日本の官僚と植民地台湾内海忠司日記1928〜1939

内海忠司日記1928〜1939 帝国日本の官僚と植民地台湾

菊判 1500ページ
定価:12,600円+税
ISBN978-4-87698-591-3 C3021
奥付の初版発行年月:2012年02月 / 発売日:2012年02月下旬

内容紹介

台北州警務部長を皮切りに州知事を務め,その後「南進」のための国策会社に天下りした地方官僚の詳細な日記と回想録.これまでの,最高権力者の資料に基づいたいわば「上からの」政治史とは違う,植民地の権力構造や政治空間,現地の意志決定の実情や日本人と現地人の相互交渉の実態など,植民地支配の実際を赤裸々に示す,新しい政治史.

著者プロフィール

近藤 正己(コンドウ マサミ)

筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学
文学博士(筑波大学)
近畿大学文芸学部教授
『総力戦と台湾—日本植民地崩壊の研究』(刀水書房、1996年)
「植民者の戦争経験—総督政治下の台湾」(岩波講座アジア・太平洋戦争第4巻『帝国の戦争経験』岩波書店、2006年)

北村 嘉恵(キタムラ カエ)

京都大学大学院教育学研究科博士課程退学
博士(教育学)(北海道大学)
北海道大学大学院教育学研究院准教授
『日本植民地下の台湾先住民教育史』(北海道大学出版会、2008年)
「「台湾原住民族にとっての霧社事件」を問う」(『日本台湾学会報』第12号、2010年)

駒込 武(コマゴメ タケシ)

東京大学大学院教育学研究科博士課程修了
博士(教育学)(東京大学)
京都大学大学院教育学研究科准教授
『植民地帝国日本の文化統合』(岩波書店、1996年)
『戦時下学問の統制と動員』(川村肇・奈須恵子と共編、東京大学出版会、2011年)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序  文
内海忠司年譜
台湾全島図
凡  例

第 Ⅰ 部 研究篇
1 内海忠司の経歴—地主・帝大・台湾 [近藤正己]
2 「民勅」との相互依存関係—内海忠司と在台日本人 [駒込 武]
3 地方統治をめぐる隔絶・軋轢・依存—内海忠司と台湾人 [北村嘉恵]
4 内海忠司の高雄「州治」と軍 [近藤正己]
5 植民地官僚の「日常生活」—家族と余暇 [蔡 慧玉]

第 Ⅱ 部 翻刻篇
日 記
1 東京・休職期(一九二八年一月一日〜十月三日)
2 台北州・警務部長期(一九二八年十月四日〜一九二九年十二月十八日)
3 台南州・内務部長期(一九二九年十二月十九日〜一九三一年五月十七日)
4 台北市・市尹期(一九三一年五月十八日〜一九三二年三月十六日)
5 新竹州・州知事期(一九三二年三月十七日〜一九三五年九月七日)
6 高雄州・州知事期(一九三五年九月八日〜一九三九年四月九日)
7 東京・国策会社へ(一九三九年四月十日〜十二月三十一日)
回想録
第一章 生い立ち
第二章 内地官僚期
第三章 台北州・警務部長期
第四章 台南州・内務部長期
第五章 台北市・市尹期
第六章 新竹州・州知事期
第七章 高雄州・州知事期
書 簡(来簡)

第 Ⅲ 部 資料篇
内海忠司関係文書目録
内海家親族関係図・子ども年譜
人物レファレンス

人名索引
あとがき
写真出典・コラム一覧
編著者紹介


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