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 近代化のなかのビュルテンベルク小営業19世紀ドイツの地域産業振興

19世紀ドイツの地域産業振興 近代化のなかのビュルテンベルク小営業

A5判 306ページ 上製
定価:4,400円+税
ISBN978-4-87698-246-2 C3034
奥付の初版発行年月:2013年01月 / 発売日:2013年01月中旬

内容紹介

19世紀南ドイツの中小産業経営を発展させた制度的基盤とはなにか。それは現代のドイツ産業の特徴をどのように規定しているのだろうか?近代ビュルテンベルクを対象に,工商業本部が主導した産業振興・技術導入支援・職業教育制度・政策思想を史料により詳細に検討し,リスト的な工業化論とは異なるもう一つの工業化のテーゼを提示する。

著者プロフィール

森 良次(モリ リョウジ)

1968年 岐阜県岐阜市に生まれる
1992年 日本福祉大学経済学部卒業
1995年 龍谷大学大学院経済学研究科博士前期課程修了
1997年 ドイツ連邦共和国,ハイデルベルク大学社会経済史研究所に留学(1998年帰国)
2001年 京都大学大学院経済学研究科博士後期課程学位取得・修了
2001年 福島大学経済学部 助教授
2012年 広島大学大学院社会科学研究科 准教授
現 在 広島大学大学院社会科学研究科 准教授 京都大学博士(経済学)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

地図
序章
(1)問題関心
(2)研究史と本書の課題
第1章 産業振興政策の代表部
 はじめに
 1.ビュルテンベルク経済の地域特性と「社会問題」
 2.「工商業本部」の設立と政策課題・手段
第2章 亜麻織物業振興策 —手工的技術高度化の事例—
 はじめに
 1.亜麻織物業の危機と手織工の保全
 2.手織技術の高度化と関連支援産業の育成
 3.手織の技術的生命力と成功事例
 小括
第3章 中小産業経営の実体
    —シュバルツバルト時計産業の危機と時計工の存在形態—
 問題の所在
 1.時計産業の発展と生産・流通構造
 2.時計工の存在形態
 3.時計産業の危機と時計工保全策の発動
 小括 —政策発動の背景と歴史的意義—
第4章 「アメリカの脅威」とシュバルツバルト時計工の保全
    —互換性部品技術導入の試み—
 問題の所在 —互換性部品技術はなぜ導入されたのか—
 1.工商業本部の時計産業振興策
 2.時計部品工場の挫折とシュバルツバルト時計産業の発展傾向
 小括 —時計産業振興政策の評価—
第5章 近代編物産業の形成過程
    —工商業本部の果たした役割—
 はじめに—近代編物産業の形成—
 1.編物産業の起源
 2.編物産業の近代的再編
 3.トリコット産業における大工業の成立 —「ベンガー社」の経営発展—
 4.1880年代以後の編物産業の発展
 小括 —近代編物産業の形成に果たした工商業本部の役割—
補論 編物機械産業の発展
 はじめに
 1.編物機械産業の発展
 2.編機製作会社の経営発展
 3.取引・技術協力関係
 結び
第6章 ドイツにおける職業技術教育の地域格差とビュルテンベルクの位置
 問題の所在
 1.職業技術教育の地域的不均等発展
 2.ビュルテンベルクの営業補習学校政策
 3.ビュルテンベルク職業技術教育の内実
 小括 —職業技術教育の発展要因—
第7章 シュタインバイスの産業振興政策論
 はじめに
 1.シュタインバイスの経歴
 2.近代工業観とツンフト擁護論
 3.市民論
 考察 —産業振興政策論の性格—

あとがき
参考文献
索引


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