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絵画と文学、時間と空間の脳科学芸術と脳

阪大リーブル42
芸術と脳 絵画と文学、時間と空間の脳科学

四六判 334ページ 並製
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-87259-324-2 C1370
奥付の初版発行年月:2013年03月 / 発売日:2013年03月中旬

内容紹介

世界を認識する心の感動が芸術に表現され、芸術がその感動を再現させる。心は脳の働きであり、芸術を理解することは、脳の働きそのもの。芸術を通した新しい視点から、素晴らしい脳の働きを理解しようという、国際高等研究所の研究会をもとに、参加研究者が書きおろした。芸術を生み出し芸術に表現される、時間、空間、名前、錯覚などを、脳の研究者と芸術の研究者が快い文章で描きだし、編者がコラムで読者をナビゲートする。


目次

1章 平安朝物語における時間の階層と語り手の多様な位置(山本登朗)
2章 歴史叙述・時間・物語 
   —歴史はどのように書かれてきたか—(小倉孝誠)
3章 時空間記憶と夢の仮説(小倉明彦)
4章 仏教の時間論(佐々木閑)
5章 名前を「見る」と文字を「読む」−錯覚の解釈学−(手島勲矢)
6章 絵巻の時間と空間の表現(若杉準治)
7章 造形芸術と時間−古代南アジアの説話浮彫を中心に−(肥塚隆)
8章 絵画の根源をめぐって(岡田温司)
9章 色と質感を認識する脳と心の働き(小松英彦)
10章 世界は脳が見ている(藤田一郎)
11章 女の身体と男のまなざし(小倉孝誠)
12章 自閉症から見る世界(北澤茂)
13章 頭の中サイン、コサイン(大澤五住)
14章 三次元世界を見る(藤田一郎)
15章 見続けるということ(佐藤宏道)
結びにかえて 新しい芸術がはじまるとき(近藤寿人)


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