大学出版部協会

 

絆としての文芸上田秋成

初版 阪大リーブル39
上田秋成 絆としての文芸

四六判 266ページ 並製
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-87259-321-1 C1393
奥付の初版発行年月:2012年12月 / 発売日:2012年12月上旬

内容紹介

秋成の傑作は『雨月物語』だけではない.『春雨物
語』『肝大小心録』『藤簍冊子』などを著し,江戸
時代の大坂と京都を舞台に,妻と親しみ,和歌・
俳諧・国学・茶道に長じ,広い交友範囲をもった.
著者は秋成76歳の生涯と著作を追い,「怪異作家」
とは異なる「隣人秋成」の魅力的な人間像を見出
し,加藤宇万伎,中井竹山・履軒,木村蒹葭堂,
与謝蕪村,本居宣長,小沢蘆庵,伴蒿蹊らとの交
流を描く.

前書きなど

私は本書で、・・・・・文人秋成の著述を新しい観点からとらえなおし、その魅力を読者諸賢にお伝えしたい。江戸時代中期の上方(京都・大坂)における個性的な文人の中でも、とりわけ風変わりで、自ら「畸人(きじん)」と称していた秋成の文事は、万華鏡のように多彩できらびやかである。(「はじめに」より)


目次

序章 新たな秋成像を求めて

一章 秋成の人生を読む

二章 歌文で繋がる−大坂で知り合った人々

三章 歌文で親しむ−京都で交わった人々

四勝 秋成が感謝する神々

五章 『雨月物語』 『春雨物語』を読み直す  




一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。