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新しい教育通義

新しい教育通義

A5判 並製
定価:3,600円+税
ISBN978-4-86463-071-9 C3037
奥付の初版発行年月:2018年04月 / 発売日:2018年04月上旬

内容紹介

新しい学習指導要領により、学校と教員養成で必要となるキーワードや知識が大きく変化した。アクティブ・ラーニングを推進する教師には、教育思想と歴史の深い知識や、法律と学校運営を活かす技能が必須。旧版に「チーム学校と地域との連携」「学校安全への対応」を加え、全30章で構成。前半では教育の理念や思想、後半では社会における教育の役割、特に学校の制度や経営を扱う。教育と学校にかかわる古今東西の事象を基本から説き起こす。
(2013年刊行『教育通義』を大幅改訂)

著者プロフィール

高橋 陽一(タカハシ ヨウイチ)

1963年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。武蔵野美術大学造形学部教授。日本教育史(国学・宗教教育)を専攻。
著書に『造形ワークショップを支える ファシリテータのちから』、『美術と福祉とワークショップ』、監修に『ワークショップ実践研究』、共編著に『特別支援教育とアート』(2018年4月上旬発売予定)、『道徳科教育講義』、『新しい教育相談論』、『造形ワークショップ入門』、『新しい教師論』、『新しい生活指導と進路指導』、『造形ワークショップの広がり』(いずれも武蔵野美術大学出版局)、共著に岩波書店編集部編『教育勅語と日本社会』(岩波書店、2017年)、教育史学会編『教育勅語の何が問題か』(同、2017年)、駒込武/奈須恵子/川村肇編『戦時下学問の統制と動員 日本諸学振興委員会の研究』(東京大学出版会、2011年)、東京大学史史料室編『東京大学の学徒動員・学徒出陣』(同、1998年)、寺﨑昌男/編集委員会編『近代日本における知の配分と国民統合』(第一法規出版、1993年)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに
第一部
第1章 教育と教育学
第一節 対象としての教育
第二節 教育職員免許法
第三節 教育学
第2章 子どもをめぐって
第一節 子どもの二つの意味
第二節 法律における子ども
第3章 子ども観と子殺しの禁止
第一節 教育の神話
第二節 子ども観として捉える
第三節 子殺しと教育
第四節 子殺しの神話
第五節 子殺しをなくす過程
第4章 親権の発展
第一節 子の権利の上進史
第二節 日本の親権
第三節 児童虐待の禁止
第5章 子どもの権利の発展
第一節 子どもの権利への動き
第二節 子どもの権利条約
第6章 教育という言葉
第一節 「教育」と「教化」の語源
第二節 教育概念の拡大
第7章 学校という言葉
第一節 学校の語源
第二節 公の性質
第三節 一条校
第8章 学校のある古代
第一節 集団のなかの教育
第二節 貴族の位階
第三節 大学寮の貴族教育
第四節 別曹と貴族教育の広がり
第五節 民衆の文字学習
第9章 学校のない中世
第一節 武士の教育
第二節 中世の例外的な学校
第10章 学校のある近世
第一節 リテラシーが求められる生活
第二節 武士の学校
第三節 手習塾と私塾
第11章 明治維新と学制の理念
第一節 大学校と大教院
第二節 学制布告書の理念
第三節 学制による学校
第四節 近代学校としての教育
第五節 自由教育令と改正教育令
第12章 教育勅語の成立とその理念
第一節 教育勅語までの教育理念と教育制度
第二節 教育勅語
第13章 教育勅語以後の教育理念の変容
第一節 教育勅語への抵抗と受容
第二節 明治後期の教育制度
第三節 大正自由教育
第四節 戦時下の教育
第14章 戦後教育改革と教育基本法の理念
第一節 戦後の教育改革
第二節 教育基本法(旧法)の概要
第三節 戦後の教育制度
第四節 単線型と複線型
第15章 教育思想家たち
第一節 古代ヨーロッパの教育思想家
第二節 古代中国の教育思想家
第三節 西洋近代の教育
第四節 新教育の思想

第二部
第16章 教育基本法の全部改正とその前文
第一節 教育基本法の全部改正
第二節 教育基本法前文の理念
第17章 教育基本法の教育目的と教育目標(第一条・第二条)
第一節 教育の目的と教育の目標
第二節 学校種別ごとの教育目的と教育目標
第18章 教育基本法の理念と学校規定(第三条―第九条)
第一節 生涯学習、教育の機会均等と特別支援教育
第二節 学校教育の規定
第19章 教育基本法における家庭教育から教育行政まで(第十条―附則)
第一節 家庭教育と社会教育
第二節 政治教育と宗教教育
第三節 教育行政
第四節 法令の制定と附則
第20章 義務教育の原則
第一節 現在の義務教育の原則
第二節 義務教育の変遷
第三節 学齢と学齢簿
第21章 就学猶予とホームスクーリング
第一節 現在の就学猶予と就学免除
第二節 就学猶予と就学免除の経緯
第三節 ホームスクーリングと家庭教育
第22章 不登校と多様な教育のルート
第一節 旧来の不登校の対策
第二節 不登校への制度的対応
第三節 認定特別支援学校就学
第23章 中等教育の格差と一元化
第一節 中等教育における男女の格差
第二節 中等教育の一元化
第三節 中等教育を見る視点
第24章 中等教育と試験
第一節 試験をめぐって
第二節 国際学力調査の動向
第25章 教育改革と学力論
第一節 一九八〇〜九〇年代の教育改革
第二節 「生きる力」の登場
第三節 確かな学力とゆとりの修正
第四節 学力論をめぐって
第五節 アクティブ・ラーニング
第26章 高等教育をめぐって
第一節 大学の形成
第二節 現在の大学
第三節 社会に開かれた大学
第27章 教育行政の組織と機能
第一節 文部省と文部科学省
第二節 中央教育審議会
第三節 教育委員会
第28章 チーム学校と地域との連携
第一節 教員をめぐって
第二節 組織としての学校
第三節 チームとしての学校
第四節 地域と学校
第五節 コミュニティ・スクール
第29章 学校安全への対応
第一節 学校安全
第二節 学校保健
第三節 懲戒の意味と体罰の禁止
第30章 学習指導要領と教科書と表簿
第一節 学習指導要領の変遷と法的拘束力
第二節 教科書について
第三節 表簿について
おわりに
資料編(学校系統図)
重要語句索引
人名索引


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