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 三陸津波伝承録津波の恐怖

東北大学出版会叢書 9
津波の恐怖 三陸津波伝承録

四六判 250ページ
定価:2,000円+税
ISBN978-4-86163-003-3(4-86163-003-7) C0025
奥付の初版発行年月:2005年03月

内容紹介

三陸津波史が語る津波災害の呪わしい特徴は、一度にたくさんの命が失われる大量死の恐怖であり「引き波の」猛威による、多くの遺体の海の藻屑化という無残であった。数えきれないほどの途方もない命を奪ったインドネシア・スマトラ沖大津波は、不幸、不本意にも最悪のかたちでこの特徴を証明し、裏付ける史上最大の津波になった。「津波は、いわば海の底からヘドロを巻き上げながら海ごと走って来て、家も人も薙ぎ倒し、押し潰し、さらって行く、もの凄い破壊力を秘めた狂濤なのである」(本文より)

著者プロフィール

山下 文男(ヤマシタ フミオ)

1924年岩手県の三陸海岸生まれ。大船渡市綾里地区在住。明治の三陸津波で一族8人が溺死。自らも少年時代に津波や東北大凶作を体験。1986年以降、「歴史地震研究会」会員として著作と津波防災活動に従事。(関連著作)『哀史三陸津波』『近代日本津波史』(青磁社)『戦時報道管制下・隠された大地震津波』(新日本出版社)『津波ものがたり』『星はうつり雲は流れてもー東南海大地震秘話』(童心社)『津波ーTUNAMI』(あゆみ出版)『君子未然に防ぐー地震予知の先駆者・今村明恒の生涯』(東北大学出版会)
『昭和東北大凶作ー娘身売りと欠食児童』(無名舍)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

・悲劇的津波海岸
・「津波地震」による不意打ち津波
・流死者の半数は海の藻屑に
・死者の性別は女の方が多かった
・溺死の最多は子供と老年世代
・生死を分ける分秒の闘い
・「津波てんでんこ」
・田老町の大防潮堤略史
・これより上に家を建てるな?
・捏造だった「津波石」の写真
・今村明恒博士の「防災地震学」
・列島「大地動乱の時代」を迎えて
・スマトラ島沖津波の報に思う



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