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 跨境史への試み近代東北アジアの誕生

スラブ・ユーラシア叢書 4
近代東北アジアの誕生 跨境史への試み

A5判 400ページ
定価:3,200円+税
ISBN978-4-8329-6700-7 C3022
奥付の初版発行年月:2008年12月 / 発売日:2009年01月下旬

内容紹介

これまでロシアや清帝国の「辺境」とみなされ、研究上の空白となっている19世紀東北アジア地域史について、国境を越えた相互作用に着目し、執筆者間で各章を相互参照し議論する「跨境史」的手法によって、新たな歴史像を提示。19世紀におけるロシアの進出と東アジアの在来秩序の変化が、東北アジアにどのような影響を及ぼしたのかということを、さまざまな角度から検証することで明らかにする。新進気鋭の研究者たちによるトランスボーダー・ヒストリー構築の試み。

著者プロフィール

左近 幸村(サコン ユキムラ)

北海道大学大学院文学研究科博士後期課程,ロシア近代史

原 暉之(ハラ テルユキ)

北海道情報大学,ロシア極東近現代史

麓 慎一(フモト シンイチ)

新潟大学人文社会・教育科学系(教育学部),日露関係史・北方史

天野尚樹(アマノ ナオキ)

北海道大学大学院文学研究科博士後期課程、北海道情報大学非常勤講師,北東アジア国際関係史、ロシア近現代史

岡本隆司(オカモト タカシ)

京都府立大学,近代中国史

矢後和彦(ヤゴ カズヒコ)

首都大学東京経営学系,国際金融史

浅田 進史(アサダ シンジ)

千葉大学大学院人文社会科学研究科公共研究センター,ドイツ植民地主義の歴史、ドイツ・中国関係史

荒武達朗(アラタケ タツロ)

徳島大学総合科学部,中国近現代史

杉山清彦(スギヤマ キヨヒコ)

駒澤大学文学部,大清帝国史

塚瀬 進(ツカセ ススム)

長野大学産業社会学部,中国史

松里公孝(マツザト キミタカ)

北海道大学スラブ研究センター,脱共産主義諸国の政治と歴史

Oidov Batbayar(オイドフ バトバヤル)

北海道大学大学院文学研究科博士後期課程,ロシア外交史、露蒙関係史

桃木至朗(モモキ シロウ)

大阪大学大学院文学研究科,東南アジア史・海域アジア史

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 論 東北アジアから見える世界  左近幸村
第1章 近代東北アジア交易ネットワークの成立  原 暉之
    −環日本海圏を中心に−
第2章 国際的環境から見た日露間の航路形成  麓 慎一
第3章 サハリン石炭と東北アジア海域史  天野尚樹
第4章 キャフタからウラジオストクへ         左近幸村
    −国境地帯おける貿易構造の変化と関税政策−
第5章 19世紀中国における自由貿易と保護関税  岡本隆司
    −「裁釐加税」の形成過程−
第6章 露亜銀行(1910〜26年)覚書  矢後和彦
第7章 利益独占と「門戸開放」  浅田進史
    −ドイツ山東鉄道事業をめぐる秩序形成−
第8章 1900〜20年山東半島の移民と農村経済   荒武達朗
第9章 大清帝国のマンチュリア統治と帝国統合の構造  杉山清彦
第10章 中国東北統治の変容             塚瀬 進
     −1860〜80年代の吉林を中心に−
第11章 プリアムール総督府の導入とロシア極東の誕生  松里公孝
第12章 ロシア帝国の辺境統治と領域拡張   オイドフ・バトバヤル
     −東部辺境の国境監督官制度−
補 論 海域史、地域研究と近代東北アジア   桃木至朗




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