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ジニ係数の形成

ジニ係数の形成

A5判 342ページ
定価:3,800円+税
ISBN978-4-8329-6685-7 C3033
奥付の初版発行年月:2008年03月 / 発売日:2008年03月下旬

内容紹介

公表から1世紀を経ても所得分布の現役の統計指標として利用されているジニ係数.本書ではその構想過程を,パレートからベニーニ,ローレンツに至る先行理論とジニの原典に即して詳述.先行理論との関連,定義式の相互関係,平均差の意味など,ジニ係数の理解の深化を試みる.

著者プロフィール

木村 和範(キムラ カズノリ)

1948年 北海道茅部郡森町生まれ
1970年 北海道大学経済学部卒業
1975年 同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学
1975年 北海学園大学経済学部講師
1976年 同助教授
1986年 同教授、北海学園大学大学院経済学研究科教授併任、現在にいたる。
博士(経済学)
[著書]
『統計的推論とその応用』梓出版社、1992年
『標本調査法の生成と展開』北海道大学図書刊行会、2001年
『数量的経済分析の基礎理論』日本経済評論社、2003年
[訳書]
ホグベン著『統計の理論』梓出版社、1986年

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第1章 所得分布とパレート指数
1.所得分布モデル
2.パレート指数の計算
第2章 パレート指数とその数学的含意
1.パレート指数の増大と所得格差の縮小
2.所得階級内世帯数の相対的増減とパレート指数
第3章 パレート指数にかんするベニーニの見解
1.パレート所得分布論のイタリアにおける受容
2.パレート指数αにかんするベニーニの解釈
第4章 ジニの集中指数
1.パレート・モデルとジニ・モデル
2.パレート指数と集中指数(ジニ指数)
3.集中指数δと所得分布の統計的計測
4.α,β,δの数学的関係
5.所得の過少申告とδ
6.集中指数δの一般化
第5章 ローレンツ曲線の形成
1.ローレンツ曲線の特性と先行研究の概要
2.ローレンツの先行研究(1)
3.ローレンツの先行研究(2)
補 論 ローレンツ曲線の多重化
1.マハラノビスの標本調査
2.標本統計とそのグラフ表示
第6章 ジニの集中比
1.集中比の定義式
2.強度を同じくする個体が複数ある場合の集中比
3.強度別の度数と強度別の強度の総和があたえられている場合の集中比とその簡便式
4.強度aiがゼロとなる個体の個数を系列の項数に算入させない場合の集中比(Rp)と算入させる場合の集中比(Rt)
第7章 ローレンツ曲線とジニ係数
1.ローレンツ曲線をめぐるアメリカにおける論議
2.フランスにおけるグラフ法の展開
3.グラフ法の改良と集中比
4.集中面積と集中比との数学的関係
第8章 平均差とジニ係数
1.変動性指数と強度差
2.さまざまな平均差
3.平均差概念の形成
4.平均差によるジニ係数の再定義
終 章 本書の要約と残された課題——あとがきにかえて——
1.本書の要約
2.ジニ係数のさまざまな計算式
3.ジニ係数の数値そのものの数理的意味
4.ジニ係数の有効性——要因分解法によせて——
5.残された課題


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