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ティリッヒの宗教芸術論

北海道大学大学院文学研究科研究叢書 
ティリッヒの宗教芸術論

A5判 234ページ
定価:4,800円+税
ISBN978-4-8329-6682-6 C3016
奥付の初版発行年月:2007年05月 / 発売日:2007年05月下旬

内容紹介

芸術が宗教的であるとはどういうことか。20世紀を代表する宗教哲学者パウル・ティリッヒはプロテスタントの立場から視覚芸術につき独自の議論を展開した。その全体像を詳しく整理し、彼の宗教哲学を再考するための新たな糸口とする。

著者プロフィール

石川 明人(イシカワ アキヒト)

1974年生まれ。
2003年 北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
同年  北海道大学大学院文学研究科助手。
現 在 北海道大学大学院文学研究科助手。博士(文学)。
専 門 宗教学
主論文 ティリッヒの宗教芸術論と「意味の形而上学」」(日本宗教学会編『宗教研究』328号、2001年)、「多次元的統一としての生と「健康」の意味—ティリッヒの健康論—」(立教大学キリスト教学会編『キリスト教学』第46号、2004年)、「アメリカ軍のなかの聖職者たち—従軍チャプレン小史—」(北海道大学文学研究科編『文学研究科紀要』第117号、2005年、「米軍における“4人のチャプレン”の記憶」(国際宗教研究所『国際宗教研究所ニュースレター』第48号、2005年)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 論
第一章 ティリッヒと宗教芸術論
 一 ティリッヒの芸術への関心
 二 表現主義と表現主義擁護の含意
第二章 宗教芸術論の中心問題と具体的な作品の評価
 一 ティリッヒにおける視覚の神学
 二 いかなる芸術が「宗教的」なのか
 三 宗教芸術の類型論
 四 宗教芸術と「表現」の意味
 五 表現主義における「宗教性」の問題
第三章 宗教思想の枠組みと芸術論の根拠
 一 ティリッヒの体系構想
 二 意味の形而上学における芸術理解
 三 存在論的人間学における芸術理解
 四 宗教芸術論の位置づけ
第四章 キリスト論と表現主義
 一 「新しい存在」と史的イエス
 二 アナロギア・イマギニスと表現主義
 三 表現主義的キリスト論
第五章 芸術表現と「愛」の概念
 一 「結合」としての芸術
 二 ティリッヒ神学の構造とアガペー—エロース関係
 三 「相関の方法」とアガペー—エロース関係
 四 「愛の深み」としてのアガペー
 五 芸術論における愛の概念の位置づけ
第六章 「聖なる空虚」としての教会建築
 一 ティリッヒと建築論
 二 建築一般における芸術性の問題
 三 「聖なる空虚」としての教会建築
 四 神学的建築論の射程
第七章 宗教芸術批判とキッチュの美学
 一 ティリッヒの宗教芸術批判
 二 キッチュの美学
 三 信仰論とキッチュ批判の根拠
終 章


あとがき
ティリッヒが言及している芸術家一覧
参考文献
事項・人名索引


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