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 労働・家族・文化19世紀パリ社会史

北海道大学大学院文学研究科研究叢書 5
19世紀パリ社会史 労働・家族・文化

A5判 266ページ
定価:4,500円+税
ISBN978-4-8329-6431-0(4-8329-6431-3) C3022
奥付の初版発行年月:2004年03月 / 発売日:2004年03月下旬

内容紹介

1815〜60年,フランスが近代市民社会確立への地歩を固めつつあった時代のパリの労働者の労働と日常生活の諸相を,労働者家族を分析軸に検討,復古王政期以降の救貧, 家族政策を工業化の進展過程で顕在化した社会対立の深化の中で捉え直す.

著者プロフィール

赤司 道和(アカシ ミチカズ)

1948年生まれ
1972年 東京教育大学文学部史学科卒業
1979年 パリ第7大学大学院博士課程修了
1981年 立教大学大学院文学研究科博士課程退学
現 在 北海道大学大学院文学研究科教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに
序 章 家族と市民的秩序
   1 救貧政策と家族
   2 労働問題と社会調査
第一章 パリの工業と手工業労働者
 一 仕立工・印刷工・大工の三家族
   1 家族と労働
   2 手工業労働者のライフサイクル
 二 仕立工・印刷工・大工の職能集団
 三 パリ—発展する手工業都市
  1 フランス産業革命と手工業の発展
  2 パリの工業生産と労働者
    (1) 小仕事場・家内労働者
    (2) 大仕事場・工場労働者
    (3) 建築労働者
  3 パリ手工業の生産構造の変容
第二章 労働者家族のなりたち
 一 家族・ジェンダー・賃労働
  1 家族協業と手工業労働者の社会的上昇
  2 女性労働と賃金理論
 二 ブルジョワ家族と労働者家族
  1 ナポレオン法典の家族制度
  2 労働者家族の家政と家族問題
   (1) 家政・実収入・景気変動
   (2) 労働者家族の諸問題と家族イデオロギー
第三章 日常生活と労働の文化
  一 生活習慣と労働の絆
   1 消費生活と居酒屋
     労働者の住居/労働者の消費動向/労働・日常生活・居酒屋
   2 相互扶助と仕事仲間
  二 労働習慣と労働者教育
   1 労働習慣と仕事場の規律
    労働の無規律性と生産活動の不規則性/生産の管理と熟練工の裁量権
   2 労働者教育の諸側面
    (1) 初等教育と労働者の教育意欲
    (2) 徒弟制度と「職人組合」
    (3) 成人講座
  三 仕事場と居酒屋の文化と政治
   1 居酒屋と労働運動
   2 読書と詩歌
    (1) 労働者の読書
    (2) ゴゲットと労働者詩人
  3 批判的社会意識の形成——家族観と労働観
    「家族の危機」と労働者の家族観/労働観と労働の価値
おわりに


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