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 病識回復の試み脳障害者の心理療法

札幌学院大学選書 4
脳障害者の心理療法 病識回復の試み

A5判 262ページ
定価:4,500円+税
ISBN978-4-8329-5551-6(4-8329-5551-9) C3011
奥付の初版発行年月:1992年08月 / 発売日:1992年09月下旬

内容紹介

病識とその獲得が治療の契機となるプロセスの解明を目指し,数百もの臨床例の中から症状と治療活動の関連をまとめた労作.治療の分野において先行する研究のなかった,“患者に学ぶ”臨床心理学が提示される.

著者プロフィール

小山 充道(コヤマ ミツト)

札幌学院大学人文学部人間科学科助教授.臨床心理学専攻.
主要著書:
障害児の感覚運動指導(共著,学苑社,1982)
脳障害者の心理臨床—病める心のリハビリテーション(学苑社,1985)
心理学(共著,培風館,1985)
論理療法に学ぶ—アルバート・エリスとともに(共著,川島書店,1989)
病の心理学—医療カウンセリングへのいざない(学苑社,1989)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序  章  対話の意味
   1  医療における心理的ふれあい
   2  病気における心理的役割について
第 1章  病識に影響をおよぼす脳障害者の自己意識
   1  脳障害者は自分をどうみるか
   2  症例の検討
第 2章  「気づき」の語義の問題と,人間主義的アプローチにおける病理観
   1  心理臨床における「気づき」
第 3章  病識の心理臨床的視点
   1  「気づき」を支える概念的枠組み—「I」と「me」からの把握
   2  患者−治療者間の意識の主体・被主体の関係
   3  脳障害者における意識の主体・被主体の関係
   4  治療的指標としての「病識段階」
第 4章  リハビリテーションの視点からの心理療法
   1  職業カウンセリングと治療カウンセリング
   2  リハビリテーション心理臨床について
   3  治療カウンセリング
   4  個人カウンセリングの枠組み
   5  前病識で停滞を示した脳障害児の心理療法の実際—病態失認の回復過程に関する研究
第 5章  病識障害に対する心理治療の組織化
   1  病態失認と疾病否認
   2  相貌失認をともなう重度の病態失認症例
   3  痴呆患者に対する病識回復訓練の適用
   4  書字応答からみた病識回復例
   5  心の足場としての「見当識—いま,ここで」
第 6章  本研究における治療セッティング—心理治療の枠組みとしての「病識段階」


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