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 統計の哲学 入門科学と証拠

科学と証拠 統計の哲学 入門 Evidence and Evolution: The Logic behind the Science

A5判 256ページ 上製
定価:4,600円+税
ISBN978-4-8158-0712-2 C3010
奥付の初版発行年月:2012年10月

内容紹介

科学理論はどのように根拠づけられるのか。その根幹を支える統計的推論の枠組みを丹念に検討し、ベイズ主義や有意検定、AICなどが抱える本質的課題を浮彫りにする。科学において証拠の果たすべき役割を、哲学者と科学者の双方に向けて明瞭に示した希有な著作。

著者プロフィール

エリオット・ソーバー(ソーバー,E.(エリオット))

1948年生まれ。生物学の哲学の第一人者であり、進化論をはじめとした生物学上の学説に対し、数多くの哲学的問題の発掘、議論の構築を行ってきており、80年代以降、「生物学の哲学」 を一つの学問分野にまで高めた。また、科学哲学界全体を率いる第一人者でもあり、現在は米ウィスコンシン大学のハンス・ライヘンバッハ教授職 (1989-) およびウィリアム・F・ヴィラス教授職 (1993-) にある。過去にアメリカ科学哲学会会長 (2003-2005) を務め、現在 (2012-2016) 「科学史・科学哲学国際連合 (科学の論理、方法、哲学部門)」 の会長を務めている。

【これまでに刊行された著書 (本書は除く)】
Reconstructing the Past: Parsimony, Evolution, and Inference, MIT Press, 1988.
  (『過去を復元する: 最節約原理、進化論、推論』 三中信宏訳、1996年蒼樹書房刊、後に2010年勁草書房から復刊)
Philosophy of Biology: Second Edition, Perseus, 2000.
  (『進化論の射程: 生物学の哲学入門』 松本俊吉・網谷祐一・森元良太訳、春秋社、2009年)
   これら代表的な二作をはじめ、著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

日本語版序文

はじめに

§1 ロイヤルの3つの問い

§2 ベイズ主義の基本
    ベイズの定理
    更新の規則
    事後確率、尤度、そして事前確率
    確 証
    信 頼 性
    予想と期待値
    帰 納
    楽園の苦難
    哲学的なベイズ主義、ベイズ統計、論理

§3 尤度主義
    謙虚さの強み
    尤度主義への3つの反論
    尤度の法則を制限する必要性
    ばかげた仮説がきわめてもっともらしくなることがあるか
    尤度主義と条件付き確率の定義
    全証拠の原則
    尤度主義の限界

§4 頻度主義Ⅰ —— 有意検定と確率論的モーダス・トレンス

§5 頻度主義Ⅱ —— ネイマン-ピアソンの仮説検定

§6 テストケース —— 停止規則

§7 頻度主義Ⅲ —— モデル選択理論
    街灯の下で鍵を探す
    科学のモデル構築: 広く見られる2つの方法
    赤池の体系、理論、規準
    同定可能性
    AICは統計学的一致性をもたないか
    ベイズ主義のモデル選択
    下位グループの問題
    AICの適用範囲
    実在論と道具主義
    パラメータとは何か
    AICは頻度主義か

§8 第2のテストケース —— 偶然の一致についての推論

§9 結 語

訳者解説


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