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 列島の文明生態史世界単位 日本

学術選書082
世界単位 日本 列島の文明生態史

四六判 並製
定価:2,200円+税
ISBN978-4-8140-0079-1 C1325
奥付の初版発行年月:2017年08月 / 発売日:2017年08月上旬

内容紹介

日本とは何か,私たちの未来とは何か。繰り返されてきた問いに,列島の生態環境と,その外にある諸文明からの力学の応答を見る立場から答える。東アジアに太古からあった自然・文化の多様性の結実として形成された日本の姿を自覚することで,我々は,現代世界の混迷を主体的に乗り越えることが出来る——高谷世界単位論の最終メッセージ。

著者プロフィール

高谷 好一(タカヤ ヨシカズ)

京都大学名誉教授、滋賀県立大学名誉教授。
1934(昭和9)年、滋賀県守山市に生まれる。1958年、京都大学理学部卒業。
京都大学東南アジア研究センター助手、助教授を経て、
1975年から京都大学東南アジア研究センター教授。
1995年から2004年まで滋賀県立大学人間文化学部教授。
2004年から聖泉大学教授。
2016年3月11日、調査旅行中のインド・チャンディーガルで逝去。

主な著書
『熱帯デルタの農業発展』(創文社、1982)、『東南アジアの自然と土地利用』(勁草書房、1985)、『マングローブに生きる』(NHKブックス、1990)、『新世界秩序を求めて』(中公新書、1993)、『「世界単位」から世界を見る』(京都大学学術出版会、1996/新編 2001)、『多文明世界の構図』(中公新書、1997)、『地域間研究の試み』(京都大学学術出版会、1999)、『地球地域学序説』(弘文堂、2001)、『地域学の構築』(サンライズ出版、2004)、『二人の湖国』(サンライズ出版、2004)、『地域研究から自分学へ』(京都大学学術出版会、2006)、『世界単位論』(京都大学学術出版会、2010)、他多数。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

〈風土〉の共生の道を求めて――はじめに

第一部 アジア概観――生態区と文明区

第Ⅰ章 大陸の森
 Ⅰ―1 南の森
 Ⅰ―2 南の森の川沿い
 Ⅰ―3 北の森
第Ⅱ章 海の世界
 Ⅱ―1 東南アジアの海
 Ⅱ―2 北の海
第Ⅲ章 草原、砂漠、中華世界
 Ⅲ―1 草原
 Ⅲ―2 砂漠とオアシス
 Ⅲ―3 中華世界
 Ⅲ―4 韓半島など

第一部のまとめ

第二部 日本の形成――内世界と外文明

第Ⅳ章 列島の森と野と海――縄文文化の生態史
 Ⅳ―1 列島の森
 Ⅳ―2 列島をとりまく海
 Ⅳ―3 日本語を生んだ日本列島
第Ⅴ章 米と銅・鉄――弥生文化
 Ⅴ―1 稲作文化
 Ⅴ―2 大陸から押し出された稲作
 Ⅴ―3 西日本に見る三つの文化圏
 Ⅴ―4 弥生社会の展開
 Ⅴ―5 弥生社会をどうみるか
第Ⅵ章 国連合から王国へ――天孫思想の到来
 Ⅵ―1 古墳の出現と盛衰
 Ⅵ―2 ヤマトの抬頭
 Ⅵ―3 天孫思想の到来
 Ⅵ―4 渡来人たち
 Ⅵ―5 激動のピーク飛鳥時代
第Ⅶ章 日本国の確立――律令制の導入と在地化
 Ⅶ―1 律令国家日本の成立
 Ⅶ―2 日本の基底には南性がある
 Ⅶ―3 藤原京から平城京、平安京へ
第Ⅷ章 中世武家の時代――分裂と進出
 Ⅷ―1 フロンティアに開かれた鎌倉幕府
 Ⅷ―2 北条執権時代
 Ⅷ―3 室町幕府の時代
 Ⅷ―4 動き出した地方
第Ⅸ章 陸海あげての激動期――近世への胎動
 Ⅸ―1 戦国の群雄割拠と下克上
 Ⅸ―2 経済と文化
 Ⅸ―3 織豊時代
 Ⅸ―4 海への進出
第Ⅹ章 近世日本国の成熟――江戸時代
 Ⅹ―1 徳川幕府
 Ⅹ―2 地域社会の充実
 Ⅹ―3 活発になった沿岸航路
 Ⅹ―4 新しい日本の中心の出現
第Ⅺ章 脱亜から戦争へ――明治以降
 Ⅺ―1 列強の到来と開国
 Ⅺ―2 新政府の行った大改革
 Ⅺ―3 世界大戦へ

第二部のまとめ

終 章 日本、「周辺」そして世界の共存

世界単位論を引き継ぐ同時代人に――跋に代えて
索 引


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