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東洋哲学の構造――エラノス会議講演集

井筒俊彦英文著作翻訳コレクション
東洋哲学の構造――エラノス会議講演集

A5判 552ページ 上製
定価:6,800円+税
ISBN978-4-7664-2459-1 C3310
奥付の初版発行年月:2019年04月 / 発売日:2019年03月下旬

内容紹介

▼『井筒俊彦英文著作翻訳コレクション』の第六弾。
▼井筒俊彦がエラノス会議で発表した講演論文12本を初邦訳。

井筒を世界に知らしめた伝説の〈エラノス会議――。老荘思想から禅仏教、華厳、儒教、水墨画、俳句、シャマニズムまで、東洋の思想を縦横無尽に語った全12回の講演録。

『意識と本質』へと連なる思索の跡、待望の邦訳!

著者プロフィール

井筒 俊彦(イヅツ トシヒコ)

1914年、東京都生まれ。1949年、慶應義塾大学文学部で講義「言語学概論」を開始、他にもギリシャ語、ギリシャ哲学、ロシア文学などの授業を担当した。『アラビア思想史』『神秘哲学』や『コーラン』の翻訳、英文処女著作Language and Magic などを発表。
 1959年から海外に拠点を移しマギル大学やイラン王立哲学アカデミーで研究に従事、エラノス会議などで精力的に講演活動も行った。この時期は英文で研究書の執筆に専念し、God and Man in the Koran, The Concept of Belief in Islamic Theology, Sufism and Taoism などを刊行。
 1979年、日本に帰国してからは、『イスラーム文化』『意識と本質』などの代表作を発表した。93年、死去。『井筒俊彦全集』(全12巻、別巻1、2013年-2016年)。

澤井 義次(サワイ ヨシツグ)

天理大学宗教学科教授。専門は宗教学・インド学・天理教学。
おもな著作に『シャンカラ派の思想と信仰』(慶應義塾大学出版会、2016年)、『宗教學的省思』(増補版、台灣宗教與社會協會、2017年)、『井筒俊彦の東洋哲学』(鎌田繁との共編、慶應義塾大学出版会、2018年)、Izutsu Toshihiko, The Structure of Oriental Philosophy, 2 vols (編著、Keio University Press, 2008) など。

金子 奈央(カネコ ナオ)

公益財団法人中村元東方研究所・専任研究員。専門は宗教学・宗教史学。
おもな著作に「日本における唱衣法の継承と変容の一端」(『日本仏教綜合研究』第15号、2017年)、「宗教共同体における死と私有財産」(『宗教研究』91(2)、2017年)、ベルナール・フォール『仏教の仮面を剥ぐ』(末木文美士との共訳、トランスビュー、2016年)など。

古勝 隆一(コガチ リュウイチ)

京都大学人文科学研究所准教授。専門は中国古典学・中国哲学。
おもな著作に『中国中古の学術』(研文出版、2006年)、『目録学の誕生』(臨川書店、2019年)、訳書に井筒俊彦『老子道徳経』(慶應義塾大学出版会、2017年)など。

西村 玲(ニシムラ リョウ)

元公益財団法人中村元東方研究所・専任研究員。専門は日本思想史・仏教学。
おもな著作に『近世仏教思想の独創――僧侶普寂の思想と実践』(トランスビュー、2008年)、『近世仏教論』(法蔵館、2018年)。訳書に浄慧『中国仏教と生活禅』(共訳、山喜房佛書林、2017年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

1 老荘思想における絶対的なものと完全な人間

2 禅仏教における自己の構造

3 禅仏教における意味と無意味

4 東アジアの芸術と哲学における色彩の排除

5 禅仏教における内部と外部

6 儒教の形而上学におけるリアリティの時間的次元と非時間的次元

7 素朴実在論と儒教哲学

8 『易経』マンダラと儒教の形而上学

9 禅仏教における時間のフィールド構造

10 イマージュとイマージュ不在のあいだ――東アジアの思惟方法

11 存在論的な事象の連鎖――仏教の存在観

12 天空の飛遊――神話創造と形而上学


解説 澤井義次
監訳者あとがき
参考文献
索 引


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