大学出版部協会

 

南アジアの文化と社会を読み解く

慶應義塾大学東アジア研究所講座
南アジアの文化と社会を読み解く

四六判 490ページ 並製
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-7664-1902-3 C0039
奥付の初版発行年月:2011年11月 / 発売日:2011年11月下旬

内容紹介

宗教、美術、音楽――現代社会の変化に人々の深層を探る。
▼インド、パキスタン、スリランカ、ネパール、ブータン、バングラデシュなどの文化・社会・政治をそれぞれの第一人者が語った講義録の単行本化。
▼めまぐるしく発展する国家の経済とは別に、人々の暮らす生活の根幹には変わるものと変わらないものがある。宗教・美術・音楽・映画・婚姻から、ジェンダー・民族・NGOの果たす社会的役割まで、文化と社会を通して南アジアの深層に流れるものを探る。


目次

・インド 祈りの造形―かたちから意味を読み解く(小西正捷)
・民衆ヒンドゥー教とは何か―インド・ラージャスターン州メーワール地方の事例を中心に (三尾稔)
・インドの聖地と環境問題―聖地バナーラスにおける生活と信仰をめぐって(宮本久義)
・北インドの結婚式の変化―チャイからコーラへ(八木祐子)
・インド映画一〇〇年の魅力―世界最多製作国の輝きと変遷(松岡 環)
・インド音楽の世界―楽器に見る人々の「こだわり」(田中多佳子)
・インド文化の多様性と統一性―『ラーマーヤナ』とカレー料理を例として(辛島昇)
・南インドのカーストとジェンダー―ケーララにおける母系制の変容を中心に(粟屋利江)
・インドの移民・聖性の移動・環境変化―聖なる水、ガンガー・ジャルをめぐって(重松伸司)
・ヨーガの要諦とヨーガのグローバル化をめぐって(山下博司)
・パキスタンにおけるムスリムのNGO―ハムダルドの理念と活動(子島 進)
・ベンガルのバウルの世界―フォキル・ラロン・シャハにおける多元的な宗教世界と身体の修行(外川昌彦)
・スリランカの民族問題とNGO活動(澁谷利雄)
・仏教王国ブータンのゆくえ―民主化の中の選挙と仏教僧(宮本万里)
・流動するネパール、あふれるカトマンドゥ盆地(石井 溥)


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。