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 宇宙産業と未来社会についての学際的研究宇宙太陽発電衛星のある地球と将来

慶應義塾大学産業研究所選書
宇宙太陽発電衛星のある地球と将来 宇宙産業と未来社会についての学際的研究

A5判 196ページ 並製
定価:3,000円+税
ISBN978-4-7664-1571-1 C3044
奥付の初版発行年月:2009年01月

内容紹介

▼次なるエネルギー革命に向けた、夢の技術への挑戦!
▼人類の歴史を振り返れば、重要なイノベーションとは他ならぬエネルギー革命であったことがわかる。そして、われわれが持続的な成長を享受するためには、地球という閉鎖系システムから飛び出し、地球にやさしい代替エネルギーを宇宙に求める以外にないことも明らかなのだ・・・。
▼宇宙太陽発電研究の第一人者たちが、現在NASAやJAXAで研究が進んでいるSPSの基本設計を解説するとともに、各要素技術の研究・開発動向を紹介。さらに慶應義塾産業研究所の計量チームがその環境負荷削減効果、雇用創出効果など社会的影響を推計し、SPSが実現した未来の社会像を描く。
▼宇宙工学研究者と計量経済学者との協働により実現した、画期的研究プロジェクトの成果発信。


早見 均(はやみ ひとし)「はじめに」「終章」執筆
慶應義塾大学産業研究所所長・商学部教授

吉岡 完治(よしおか かんじ)編者・第1章執筆
慶應義塾大学産業研究所教授 

松岡 秀雄(まつおか ひでお)編者・第2章執筆
太陽発電衛星研究会代表幹事

パトリック・コリンズ(Patrick Collins)第3章執筆
麻布大学環境保健学部教授

佐々木 進(ささき すすむ)第4章執筆
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部教授

高野 忠(たかの ただし)第5章執筆
日本大学理工学部教授

朝倉 啓一郎(あさくら けいいちろう)第6章執筆
流通経済大学経済学部准教授

中野 諭(なかの さとし)第6章・第7章執筆
慶應義塾大学産業研究所研究員

目次

第1章 イノベーションの担い手
——宇宙太陽発電衛星
 吉岡 完治
1 技術革新の方向
2 イノベーション
3 巨大イノベーションへの期待と影
4 SPS実現までの紆余曲折

第2章 途上国の近代化と宇宙太陽発電
——地球規模の持続的発展に向けて
 松岡 秀雄
1 はじめに
2 地球環境問題の解決と途上国問題
3 地球規模の問題は地球規模に解決する
4 クリーン・エネルギー源としての宇宙太陽発電の登場
5 宇宙太陽発電実現へのエンジニアリング・プロセス
6 SPS2000からSPS2000 and Beyondへ
7 宇宙太陽発電の実現は途上国から
8 おわりに

第3章 太陽発電衛星の経済性と日本の便益について
パトリック・コリンズ
1 エネルギー問題
2 宇宙輸送と旅行産業
3 日本の複数の便益
4 結び——これからの宇宙開発

第4章 SPSのデザインとシステム技術
佐々木 進
1 テザーSPSのコンセプト
2 テザーSPSの構成と必要な技術
3 テザーSPSの実証実験と開発シナリオ

第5章 SPSシステムの要素技術の研究動向
高野 忠
1 全体の概観
2 太陽電池
3 マイクロ波発生・増幅
4 送電用アンテナ
5 ビームの制御
6 受電用アンテナ
7 マイクロ波整流器
8 送配電網へのインターフェース

第6章 マルチバステザー型SPSのCO2負荷計算
朝倉 啓一郎・中野 諭
1 はじめに
2 マルチバステザー型SPSの情報整理
3 SPSのCO2負荷計算の方法と基礎データ
4  CO2負荷計算の結果
5 発電単位あたりの比較
6 おわりに

第7章 マルチバステザー型SPSの雇用へ与える影響評価
中野 諭
1 はじめに
2 データ
3 モデル
4 マルチバステザー型SPSの1基建設に伴う生産誘発効果
5 マルチバステザー型SPSの1基建設に伴う雇用誘発効果
6 SPS建設に伴う雇用構成の変化
7 おわりに

終章 宇宙太陽発電衛星のある地球と将来
早見 均
1 将来の地球環境・経済予測モデルに関する議論:割引率をめぐる不一致
2 宇宙太陽発電衛星のない世界:地球温暖化との共存
3 宇宙太陽発電衛星を作る世界:選択肢を増やすには
4 宇宙太陽発電衛星のある世界


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